リカレント!

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影響力のあるメディアを個人レベルで持てるのってすごいよね

IT革命―ネット社会のゆくえ (岩波新書)

改めて感じたブログの発信力

 既に「IT革命」なんて遠い昔の死後となりつつあるような御時世ですが、これまでその意味を本質的に捉えることができていなかったんだな、ということを最近思います。

 確かに、スマホで情報をすぐに入手できるようになったり、カーナビが3G回線に接続されて渋滞情報も踏まえた最短ルートを表示できるようになったりと、その恩恵を受けていたんですが、それはあくまでも、受動的な形でしかありませんでした。

 ブログを始めるようになって感じたのは、「ブログの発信力ってハンパないな」ということです。このブログも開始2ヶ月目で月間10万PVを達成し、3ヶ月目の今日は月間30万PVを達成しつつあります。しかも、新規率は約90%。

 初めて間もないブログでさえこの調子ですから、長らくやってきているブログなんてのは、100万PVとかざらに達成しているんでしょう。PV報告をしていないブログも含めて。

 100万PVってことは、日本人の100人に1人が見ているってことですよね。

 PVがより増えれば、その割合はどんどん高くなっていきます。しかも、年間単位で見たら1000万人以上に関わることになるわけですよ。もちろんリピーターもいるんでしょうが、検索流入が多いブログは、ほぼ新規の人ばかり。

 このレベルで情報を発信できるメディアを、個人レベルで保有することができるのは、本当にすごいなと、改めて思いました。

 ある程度記事数がたまって、中身もちゃんとしているブログなら、大手企業のニュースサイトと同じレベルでGoogle検索のトップのところに表示されます。

 自分が情報を発信する側になってやっとこの凄さに気づくことができました。

 このサイトも、始めたばかりなのでまだまだ弱小なのですが、「愛国心 成績」とかで検索すると、このブログの記事(↓)が出てきますからね。

 しかし逆に、これは同時に、非常に恐ろしいことでもあると思います。だって、結局は、身元不明の人間が発信している情報が、大手メディアの顔をしながらネット上に広がっているわけですよ。

 このブログではもちろん、情報の正確性には最新の注意を払っていますし、情報をミスリードするような記事は書かないようにしているのですが、ワザと嘘の記事を書いて世の中にばら撒くことも、上の記事の長妻君によるミスリードのように特定の事項について誤った認識を広めることも簡単にできてしまうのです。

有力メディアを個人が持つことのメリット

 影響力のあるメディアを個人が持つことには、上記のようなリスクも伴いますが、メディア運営者としてはとても大きなメリットがあると思います。

 それは、自分が伝えたい情報を自分が伝えたいように多くの人に伝えることができるということです。

 当たり前じゃん、って話なんですが、もしメディアがなければ、自分の意見を伝えることはもちろんできませんし、特定のイベントの広告とか、お金を払って誰かにやってもらわなければなりません。しかし、自分が月何十万、何百万というPVを獲得できるメディアを持っていれば、誰かに頼むことなく、自分のメディアの目立つところに宣伝を書いておけば多くの人に伝わるわけです。

 それ以外にも、何かあった時の自衛手段になったりとか、そういうメリットもあると思います。

 日本人は「イノベーション」という言葉を単なる技術革新として捉えがちですが、innovationの原義は、技術にかかわらず、社会的な革新も含みます。

 スマートウォッチも普及し、VR技術も今年度中には世界中に浸透するでしょう。

 恐らく、情報技術に関する技術的な革新は一旦ここで頭打ちになると思います。

 これからは、単なる技術革新を受動的に楽しむのではなく、革新された技術を用いて社会を変革することがより重要な時代となるでしょう。

 このブログはこれからも、正確な情報を伝え、自分の意見を発信していくブログにしたいと思いますので、引き続きよろしくお願いしますね。