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ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・カーヴ・オージェ「ソムリエール」DRC2本目の白(第1巻3話)

ソムリエール 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・カーヴ・オージェ(BOURGOGNE HAUTES-COTES DE NUITS CAVES AUGE)【ソムリエール第1巻3話】 

 「ソムリエール」は、「神の雫」や甲斐谷忍の「ソムリエ」と並ぶ3大ワインマンガです。下の「ソムリエ」の記事で既に書いたことと重なりますが、原作は「バーテンダー」の城アラキ、監修はマスターオブワインに最も近い日本人と呼ばれた堀賢一です。画は、ずっとジャンプで鳴かず飛ばずだった松井勝法さんですが、非常に繊細でなめらかな画を描かれます。甲斐谷忍さんの画よりも好きな方が多いかもしれません。

 「ソムリエール」とは、女性の「ソムリエ」のことです。フランス語では男性名詞に"e"を足すことで女性名詞化することが多いのですが、それと同様にワインを専門的に扱う男性をsommelier、女性をsommeliereと呼びます。

 小さい頃に両親を失ったソムリエール見習いの「樹カナ」が、「足長おじさん」として陰ながらずっと支援してくれた「ジョン・スミス」を探しながら、ワインを通して人と人との心を通わせる物語です。多くのワイン漫画と同様、ブラインドテイスティングの能力だよりではあるのですが、ほっこりする話で基本的にハッピーエンド、悪い人の出てこない暖かいお話です。また、お酒を扱ったマンガにしては珍しく、綺麗にエンディングを迎える漫画なので、ストーリー面でもおすすめできます。

 「ソムリエール」も、「ソムリエ」と同様に、週刊少年ジャンプ公式アプリ無料全巻試し読みできるので、読んだことのない方やストーリーを思い出したい方は御利用ください。iPhoneの方はこちらから。

 さて、この記事では、そんな「ソムリエール」の中から、DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の隠された白ワインを扱ったお話(第1巻3話)を紹介したいと思います。

 ある日、主人公樹カナが務めるレストランに、傲慢な男性客がやってきます。彼は、ソムリエールを名乗るカナを、ただのバイトだと舐めきっており、得意げにワインの知識を披露します。

 ブルゴーニュの最も優れた作り手であるDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)には、「ロマネ・コンティ」「ラ・ターシュ」「リシュブール」「ロマネ・サン・ヴィヴァン」「グラン・エシュゾー」「モンラッシェ」「ヴォーヌ・ロマネ・プルミエ・クリュ」の8種類しかなく、白ワインは「モンラッシェ」しかないのだと。

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  それに対してカナは、DRCには2本目のブラン(白ワイン)があるのだと言って出したのがこちらのブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・カーヴ・オージェでした。

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 確かに、現在Amazonで入手可能な2011年のブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・カーヴ・オージェにも「DRC」の文字が書いてありますね。しかも、DRCにしては値段もお手頃。ちなみに、ブルゴーニュの白は2010年から2013年までずっと当たり年なので、2011年のこちらのワインも素晴らしいワインです。

*1" src="http://ecx.images-amazon.com/images/I/51CBvaVKW4L._SL160_.jpg" alt="2011オート・コート・ド・ニュイ・ブラン カーヴ・オージェ 750ml (ロマネ・コンティ)白【コク辛口】*2" />
 

 ロマネ・コンティの怒りは、今から約800年前に、ブルゴーニュ大公女がサン・ヴィヴァン修道院に畑を下賜したことですが、やがてサン・ヴィヴァン修道院の教会自体は廃墟となってしまいます。その教会を復活させるための資金を集めるため、DRCがパリのワインショップ向けに販売したワインが、このブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ・カーヴ・オージェなのです。

 つまり、このワインは、伝統を大事にするDRCの心意気が詰まった一本なのです。

 暑い夏は、冷たく冷やした白ワインを飲みたくなる季節ですが、あまり冷やしすぎても香りが開かないのであまりよくありません。白ワインは8℃〜10℃が適温なので、概ね5℃に設定されている冷蔵庫に保管している場合は、20分ほど冷蔵庫から出した後で開けた方がいいでしょう。

 香りが開いている、開いていないの判断は、ワインを飲みなれていない方には難しかったりするのですが、香り高い高級ワインではその違いが一層際立ちますので、今回紹介したような高級ワインでは絶対に適温で飲むようにしてくださいね。

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