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トルコ軍事クーデターでトルコリラ暴落。これだからFXはギャンブルの域を出ない

トルコ 中東情勢のカギをにぎる国

トルコ軍事クーデターでトルコリラ暴落

 2016年7月16日(土)に発生したトルコにおける軍事クーデターで、各FX会社から利用者に対して大きな変動がありうるから気をつけろという注意勧告がありましたね。

 さて、それではここで問題です。このトルコにおける軍事クーデターによって、為替はどのように動いたでしょうか。トルコリラと日本円は直接取引きしていないため、トルコリラとアメリカドルの関係、日本円とアメリカドルの関係で考えてみましょう。

 答えは簡単ですね。土曜日の早朝には、軍事クーデターによる政情不安でトルコリラはドルに対して暴落した一方で、リスク回避の円買いにより円はドルに対して円高になります。さらに、クーデターは日曜日の間に鎮圧され未遂で終わったため、月曜日の朝には元の水準に戻っています。実際のチャートを、Investing.comから引用させていただきました。

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 なぜ土曜日の早朝なのに為替が動くのかというと、日本時間ではすでに土曜日でしたが、トルコの軍事クーデターが発生した頃はまだ市場が開いていたからです。

 FXは、テクニカルで設けられる部分も十分にあると思うのですが、このような不測の政治的な事態によって大きく動くことが多分にあります。リーマンショックもそうでしたし、その時の日銀介入もそうでした。ギリシャの債務危機もそうでしたし、さらには、先日のブレクジットの時も大きく市場が動きましたね。

 こういった政治的リスクがないのであればFXは投資として十分に機能すると思うのですが、世界的な政情不安が蔓延している現代社会において、FXはギャンブルや投機の域を出ない理由がここにあります。

 今回は、あまり多くの人が扱っていないトルコリラだったんで、大変なことになっている人は少ないのでしょうが、万が一軍事クーデターが成功していたら週明けの月曜日には他の通貨も影響を受けて大変なことになっていたでしょう。

 前々から注意しているように、FXをやるときには、絶対に長期間持たないようにしてください。今回のトルコクーデターがそうだったように、事件はいつ起きるかわかりません。日を越してポジションを持ってしまうと、それまでせっかくテクニカルでコツコツと増やしてきた資金が朝起きてみたらロスカットされてスッカラカン、みたいなこともありますからね。ロスカットされればまだいい方で、ロスカットのタイミングが間に合わず、気付けば数千万円の負債を追っていたなんてことにもなりかねません。

 FXをやるなら、せめてデイトレードでスキャルピング(少額をコツコツ稼ぐこと)を極めましょう。スキャルピングだと、FX会社が持って行く利益が大きくなってしまうのですが、数千万円の負債を抱えるよりコツコツ稼いでいた方が圧倒的にマシです。

 別にFXを勧めるわけではありませんが、デイトレードでFXをやることで、相場観を身に付けたいなら、DMM FXがいいです。少額から始められる上、スプレッドが狭いですし、サーバーが安定していて決済までのスピードも速いです。払い戻しを責任を持ってやってくれるというのも大事なポイントですね。

 今ならキャッシュバックキャンペーンもあります。少額から始められるDMM FXではありますが、キャッシュバックキャンペーンの条件を満たすにはまず最初に10万円を入金する必要があります。まず条件を満たしてキャッシュバックを受けた上で、最初の10万円は引き出してしまえば、実質負担ゼロでFXを行うことができるため、手始めはその手法をとりましょう。

 軽い気持ちで始めたFXで身を滅ぼしてしまったなんてことの内容、十分に注意してくださいね!