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ハリーポッターと呪いの子を読んだ感想【ネタバレ・あらすじ】

ハリー・ポッターと呪いの子 第一部、第二部 特別リハーサル版

「ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部 スペシャル・リハーサル・エディション・スクリプト」を読みました!!かなり面白いストーリー!

 ハリー・ポッターシリーズの最終章「ハリー・ポッターと呪いの子」を一足先に英語版で読みましたので、その感想を書いておきたいと思います。ネタバレを含みますので、ネタバレが嫌な方は日本語版又は英語版を読んでからお読みください。

Harry Potter and the Cursed Child - Parts One & Two (Special Rehearsal Edition): Parts I & II: The Official Script Book of the Original West End Production

Harry Potter and the Cursed Child - Parts One & Two (Special Rehearsal Edition): Parts I & II: The Official Script Book of the Original West End Production

  • 作者: J. K. Rowling,Jack Thorne,John Tiffany
  • 出版社/メーカー: Little, Brown
  • 発売日: 2016/07/31
  • メディア: ハードカバー
 

 もちろん、大まかなあらすじしか書きませんし、ハリー・ポッターシリーズの一番の魅力は、作者J.K.ローリングの優しく滑らかな語り口と丁寧な日本語訳にあると思うので、この記事を読んだことでこの作品の魅力が失われることはないので、是非日本語版も購入してくださいね! 

【Amazon.co.jp限定】 ホグワーツMAP付き ハリー・ポッターと呪いの子 第一部、第二部 特別リハーサル版 (ハリー・ポッターシリーズ)

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  • 作者: J.K.ローリング,ジョン・ティファニー,ジャック・ソーン,松岡佑子
  • 出版社/メーカー: 静山社
  • 発売日: 2016/11/11
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

全体的な感想

 まずはじめに申し上げておきたいのは、この作品は正当なハリー・ポッターシリーズの続編であるということです。J.K.ローリングさんが書いているので当たり前なのですが、これまでの既存シリーズのような小説形式で書かれているものとは異なり、あくまでも演劇の脚本形式で書かれているため不安がありました。しかし、実際に読んでみると、全く違和感がありません。確かに、小説のように細部に関する説明は省略されているのですが、会話のテンポが良く、まるで映画を見ているかのようにこの作品の世界の中に没入することができます。これまでのハリー・ポッターシリーズに張られていた伏線も見事に生かされていますし、ハリー・ポッターの子供アルバス・セブルス・ポッターやドラコ・マルフォイの子供スコーピウス・マルフォイといった新しいキャラクターに加え、ハリー、ハーマイオニー、ロン、ドラコ、さらにはスネイプやダンブルドア、マクゴナガルといった懐かしい魅力的なキャラクターまで出てきます! ハリー・ポッターシリーズのファンは、既存シリーズの話を思い出しながら、ただひたすらに感動する内容だと思います。なお、この作品がハリー・ポッターシリーズの完結編であることは、J.K.ローリング本人の口から語られていますね。

 それぞれのキャラクターが活躍する本作ですが、特に輝いているのは、ドラコ・マルフォイと息子スコーピウス・マルフォイです。スコーピウスは、ドラコの影もないほどいい子供で、スリザリンに組分けされたアルバス・セブルス・ポッターの親友として大活躍しますし、ドラコ・マルフォイも息子思いの立派な父親として優しい側面が描かれています。

 全体的なテーマは、タイムターナー(逆転時計)を使った過去の改変なので、「あの時もしこうなっていたら…」という別のIF世界を知ることができるのも魅力です。

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 さて、それでは早速、ハリー・ポッターと呪いの子のあらすじを解説していきたいと思います。 

 

 

「ハリー・ポッターと呪いの子」のあらすじ

第1幕

 本作は、ハリーとジニーの次男アルバス・セブルス・ポッターがホグワーツに入学するにあたり、キングス・クロス駅をハリー一家(ハリー・ポッター、妻ジニー、長男ジェームズ・シリウス・ポッター、次男アルバス、三女リリー・ルーナ・ポッター)が訪れるシーンから始まります。

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 ハリーは37歳で、魔法省の役人になっています。

 9と3/4番線にドキドキしながら飛び込むワクワクのシーンを息子が再現している感動に読者が襲われる一方で、長男ジェームスから「スリザリンに組分けされるんじゃないか」とからかわれている次男アルバスは、本当にスリザリンに組分けされたらどうしようという不安に駆られています。一足先にホグワーツに入学しているジェームスは、当然のようにグリフィンドールに組分けされ、課題を難なくこなし、学校生活を謳歌しているようです。

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 ホグワーツ特急の待つ9と3/4番ホームでは、ハリーの盟友ロンとハーマイオニーに再会します。彼らの娘ローズ・グレンジャー・ウィーズリーも、今年ホグワーツに入学するのでした。後のシーンで描かれますが、ローズはハーマイオニーそっくりの外見をしています。ちなみに、ハーマイオニーは魔法省で魔法大臣、ロンは双子の兄フレッドとジョージが開いた悪戯用品専門店「ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ(WWW)」の経営に携わっています。

ブロマイド写真★『ハリー・ポッター』ハーマイオニー(エマ・ワトソン)/薬を調合

 不安に駆られながら乗車したホグワーツ特急の中で、ローズ・グレンジャー・ウィーズリーから「ホグワーツ特急で誰と友達になるのか重要」と、第1巻「ハリーポッターと賢者の石」でハリーがロンとハーマイオニーに出会ったことを引き合いにアルバスに伝えます。そんな中、アルバスはドラコ・マルフォイの息子スコーピウス・マルフォイに出会うのです。同席してもいいかと尋ねるアルバスに対して快く応じたスコーピウスに対し、彼の父親がかつて死喰い人(デス・イーター)であったドラコ・マルフォイであることを知っているローズは嫌悪感を示し、他のコンパートメントに行ってしまいます。

 スコーピウス・マルフォイは、この作品を通じてとてもいい人物なのですが、ヴォルデモートの息子なのではないかという噂に苛まれています。というのも、彼の父親ドラコ・マルフォイは闇の魔法によって子供を作ることができない呪いがかけられており、それでも強力な子孫を望んだドラコとその父親ルシウス・マルフォイが、ドラコの妻アストリアをタイムターナーを使って過去に送り込み、ヴォルデモートの子供を妊娠させたのではないかという噂が流布していたのです。

 そうして到着したホグワーツで、早速波乱が起こります。大方の予想どおり、組分け帽子によって、ローズ・グレンジャー・ウーズリーはグリフィンドールに、スコーピウス・マルフォイはスリザリンに組分けされるのですが、なんと、アルバス・セブルス・ポッターはグリフィンドールではなくスリザリンに組分けされたのです!

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 不安が的中してしまったアルバス同様、その結果を聞いていた同級生や上級生たちは沈黙に包まれます。なんせ、父ハリーはグリフィンドールの英雄ですから、グリフィンドールの生徒は残念ですし、スリザリンの生徒にとっても困惑を隠しきれないようです。

 名前にダンブルドアから引き継いだ「アルバス」を冠し、魔法界を救った英雄ハリー・ポッターの息子として期待されていたアルバスですが、スリザリンに組分けされた後も、マダム・フーチによる飛行訓練の授業でも一人だけ上手くできず、劣等感に苛まれます。しかしここで読者は思い出すことでしょう。ハリーも最初は決して優等生ではなかったということを。

 アルバスは、父親への反発からか、ハリーが大活躍したクィディッチにも一切関心を示しません。

ハリー・ポッター クィディッチ ワールドカップ

 3年次に進学してもひたすら劣等感を募らせ、ハリーが書いたホグズミードへの許可証も燃やしてしまうアルバスですが、唯一彼を支えてくれているのが、スコーピウス・マルフォイでした。一方で、スコーピウスも、かねてから体調が悪かった母アストリアが亡くなり、失意に暮れているところをアルバスに支えられます。アルバスとスコーピウスは、お互いに支え合う、唯一無二の親友になったのです。

 アルバスらが3年次に上がるのと同時に、ハリーの娘リリー・ルーナ・ポッターが入学してきます。リリーはやはりグリフィンドールに組分けされます。こうして、アルバスは、ハリー家唯一のスリザリン生であることが確定してしまうのです。

 打って変わって魔法省のハリーのオフィス。ハーマイオニーがハリーに、彼らの同学年のセオドール・ノット(元スリザリン。父は死喰い人)からタイムターナーを押収したことを報告します。もともとタイムターナーは、取扱要注意なアイテムとして、魔法省が厳格に管理していた物品でした。以前ハーマイオニーが時間の重なった複数の授業を受けるために使用を許可されていたのも、厳格な手続きを踏んで魔法省から借り受けたものでした。それらが既に第5巻「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の神秘部の戦いで全て破壊され、魔法界に一切存在しないものと思われていましたが、それが発見されたのです。

ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 ハリー・ポッターシリーズ第五巻 上下巻2冊セット(5)

 アルバスの帰省中、ハリーの元に懐かしい人物が訪れます。第3巻「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」の三大魔法学校対抗試合の中でヴォルデモートの手(正確にはその側近ピーター・ペティグリュー)によって命を落としたセドリック・ディゴリーの父親エイモス・ディゴリーです。

ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 (3)

 彼は、魔法省が新たにタイムターナーを発見したという噂を聞きつけ、息子を生き返らせるために使わせて欲しいと、ハリーにお願いに来たのです。自分のせいで息子を死なせたにも等しいと感じているハリーは、良心の呵責を感じながらも、これを断ります。しかしこの会話を、アルバスが陰から聞いていたのです。アルバスは「セドリックがハリーのせいで殺された」という言葉に引っかかります。彼は必ずしも殺される必要はなかったのではないかと。

 ハリーに断られたエイモスは、ハリーに「昔は素晴らしい少年だったのに、今は頭の堅い役人になってしまった」と皮肉を言いながら、姪で面倒見役のデルフィーニ・ディゴリー(デルフィ)を連れてハリーの家を後にします。

 一連の会話を聞いていたアルバスは、これまで以上に父ハリーに反発し、ジェームスに透明マントを渡したように、ハリーが子供時代に使用していたブランケットをプレゼントされるも、怒りのあまり、ロンからジョークでもらっていた惚れ薬をそのブランケットにぶちまけてしまいます。この時にハリーがアルバスに放った「お前が俺の子供じゃなければよかった!」という一言は、さすがに酷いと思います。

 ヴォルデモートがいない世界でなぜかハリーの額の傷が痛み出す中、エイモスとハリーの話に聞き耳を立てていたアルバスは、ホグワーツに向かって走るホグワーツ特急からスコーピウスと共に抜け出すのです。アルバスとスコーピウスはその足でエイモス・ディゴリーの自宅へと向かいます。はじめはアルバスらの申し出を断っていたエイモスですが、その熱意に駆られてタイムターナーを使ってセドリックを蘇らせるというアルバスの計画に同意してしまいます。

 ホグワーツ魔法学校のマクゴナガル校長から、アルバスとスコーピウスが逃げ出したという連絡をハリーらが受けている頃、エイモスの姪デルフィを仲間に加えたアルバスらは、ポリジュース薬を使ってそれぞれアルバス→ロン、スコーピウス→ハリー、デルフィ→ハーマイオニーに変身して魔法省に忍び込み、本の中に隠されたタイムターナーを見事盗み出します。

 

 

第2幕

 フルーパウダー(煙突飛行粉)でマクゴナガル校長の部屋に集まったハリーらは、禁じられた森へとアルバスらを探しに行き、そこでケンタウルスのベインから「アルバスの周りに黒い雲が漂っている」ということを伝えられます。 

 一方のアルバスらは、デルフィに教えられながらエクスペリアームスを習得します。これまで魔法の呪文を苦手としていたアルバスも、エクスペリアームスはすぐに習得します。やはりハリーの血が流れているのですね。

 十分に準備したアルバスらはタイムターナーを起動させ、 1994年の三大魔法学校対抗試合開催中のホグワーツに移動します。ホグワーツの生徒に怪しまれないように、アルバスらはダームストラング専門学校(代表はビクトール・クラム)の生徒に変装しながら、ドラゴンの卵を奪う課題に挑戦中のセドリック・ディゴリー(ハリーとともにホグワーツの代表選手)からエクスペリアームスで杖を奪います。こうすれば、決勝でハリーとともにポートキー(移動キー)となった優勝杯に触れてヴォルデモートの元に移動することなく、セドリックが死なずに済むと考えたのです。

 その後、タイムターナーの時間制限で、元の時代に戻ってきたアルバスらは、ハリーらに発見されます。

 計画が上手くいったと思っていたアルバスらですが、ひとつ失敗がありました。ローズ・グレンジャー・ウィーズリーにそっくりの少女時代のハーマイオニーに対して、スコーピウスがつい「ローズ!ここで何してるの?」と話しかけてしまうのです。

 このことにより、世界は一変。もともとのストーリーでは、ダームストラング専門学校代表のビクトール・クラムからパーティーに誘われたハーマイオニーがダンスパーティーで踊っているのを見たロンが嫉妬し、そのことがロンにハーマイオニーへの恋心を気づかせ、結果的にハーマイオニーとロンの結婚へと結実しました。しかし、直前にハーマイオニーに「ローズ!」と話しかけたダームストラングの生徒ら(実際にはアルバスとスコーピウス)が、ホグワーツ代表のセドリック・ディゴリーを妨害したと考えたハーマイオニーは、この時間軸においてビクトール・クラムからの誘いを断ってしまうのです。結果、ロンはハーマイオニーへの恋心に気づくことなく、ロンとハーマイオニーは結婚しなくなってしまうのです。なお、こちらの世界でロンが結婚したのは、学年一の美人と噂されていたパーバティ・パチルでした。また、ハーマイオニーも魔法省に就職することなく、ホグワーツで闇の魔術に対する防衛術の教師を務めています。さらに、この時間軸ではなんと、アルバスは組分け帽子を説得して、グリフィンドールの一員となっています。しかし、グリフィンドールにアルバスが入っていたところで、アルバスとハリーの軋轢は一切解消していません。

 ケンタウルスのベインに言われた「アルバスの周りに漂う黒い雲」がスコーピウスのことだと考えたハリーは、アルバスとスコーピウスを徹底的に引き離します。学園内の様子がわかる魔法の地図を使って、マクゴナガル校長に監視させてまでです。

 この作品の中で最も感動したのは、そんなハリーに対して投げかけたドラコの次の言葉です。「俺は、ハリーとロンとハーマイオニーの3人が仲いいのが羨ましかった。俺の親父は、俺のことを守ろうと考えていたが、結果として俺は孤独だった。そしてその孤独こそが、俺を心の闇へと導いた。トム・リドル(ヴォルデモート)もまた孤独な子供だった。ハリー、お前には分からないかもしれないが、俺には分かる! おそらくジニーだってわかるだろう! トム・リドルは闇から抜け出すことができなかった。そのような孤独によって、トム・リドルはヴォルデモート卿になったんだ! ベインが見たという黒い雲は恐らく、アルバスの孤独のことだ! 彼の痛みのことだ! アルバスを失うな! お前も後悔するだろうし、アルバスも後悔することになるだろう! アルバスには、お前とスコーピウスが必要なんだ! 彼がそれを意識していようとなかろうと

 ドラコ、すごくまともな人間になりましたね。

 さて、せっかくセドリックを妨害したにもかかわらず結局セドリックは死亡したままであることを知り、また世界の異変に気づいたアルバスらは、もう一度時間移動をしようと考えます。

 三大魔法学校対抗試合第二の課題は、湖の底から大切な人を救い出すというものであったことから、彼らが次に頼ったのは女子トイレにいる嘆きのマートルでした。

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 マートルから湖への抜け道の水路を教えてもらったアルバスらは、ハリーが三大魔法学校対抗試合で行ったのと同様に、鰓昆布(えらこんぶ)を用いて水中で呼吸をし、肥らせ魔法でセドリックの身体を膨らませ、湖の上まで浮上させます。こうして見事計画は成功したのですが…。 

 タイムターナーの時間制限が切れて、もとの時代に戻ると、スコーピウスの隣にアルバスの姿はありませんでした。

 空には吸魂鬼(ディメンター)が漂い、スコーピウスの元に校長としてやってきたドローレス・アンブリッジは「ヴォルデモートの日」を台無しにしたと怒っているのです!

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第3幕

 スコーピウスが戻ってきたのは、ヴォルデモートが支配する恐ろしい世界でした。

 三大魔法学校対抗試合の最中に肥らせ魔法で妨害され、嘲笑の的にされたセドリック・ディゴリーは、その怒りのあまり死喰い人(デス・イーター)になってしまったのです。死喰い人となったセドリックは、第7巻「ハリー・ポッターと死の秘宝」のホグワーツ魔法学校における最終決戦の中で、ネビル・ロングボトムを殺します。このことによって、本来ネビルが組分け帽子の中からグリフィンドールの剣を取り出してヴォルデモートのペットの蛇ナギニを殺すということがなくなり、結果として最終決戦はハリーの死亡、ヴォルデモートの勝利という結末を迎えることになったのです。

「ハリー・ポッターと死の秘宝」 (上下巻セット) (ハリー・ポッターシリーズ第七巻)

 スコーピウスはこの世界の中で、英雄ドラコ・マルフォイ(この世界では魔法省魔法法執行部長)の息子として「スコーピオン・キング」と呼ばれながら校内で支配的な地位を築いています。しかし、ここは良く出来た息子スコーピウス。こんな世界よりも元の世界がよかったと思い、アルバス不在の中、なんとか元の世界に戻す方法を模索します。

 そんなスコーピウスが出会ったのが、魔法薬学の先生をしているセブルス・スネイプでした。彼は、この世界では死ぬことなく、生き残っていたのです。

ブロマイド写真★『ハリー・ポッター』スネイプ(アラン・リックマン)/片手を後ろにまわす

 授業後スネイプの元を訪れたスコーピウスは、彼がタイムターナーを使って世界を改変してしまったことと、世界を元に戻すために協力してほしいことを伝えます。スネイプは最初訝しみ躱そうとするも、スコーピウスがスネイプに対して、本当はダンブルドアに協力していたこと、リリーを愛していたこと、本来の世界ではハリーがスネイプを「世界一勇敢な男」と讃え、息子にセブルスの名前を付けたことを伝えていくうちに感極まり、暴れ柳の下にある隠れ家までスコーピウスを連れて行きます。 

 隠れ家には、みすぼらしい格好をしたハーマイオニーとロンがいました。彼らはスネイプと協力して、ヴォルデモートを打倒するための方法を模索していたのです。彼らはまず 1994年に戻ります。ハーマイオニーが、ドラゴンの課題に挑んでいたセドリックに向かって放たれるエクスペリアームスに対する反対呪文を唱えてそれを打ち消し、アルバスらによる最初の時間移動の試みを白紙に戻します。

 その後元の時間軸に戻ってきた彼らですが、周りに何もない見晴らしのいい場所に戻ってきてしまったため、ドローレス・アンブリッジや吸魂鬼による急襲を受けることになります。ハーマイオニー、ロン、スネイプらは、スコーピウスに希望を託しながらディメンターからスコーピウスを守り、死んでいきます。スネイプがその最期にスコーピウスに言う「アルバスに『私の名前を継いでくれたことを誇りに思う』と伝えてくれ」というセリフには心打たれます。

 スコーピウスはなんとかもう一度タイムターナーを起動し、湖の中での肥らせ魔法を阻止するのです!

 このことによって、アルバスは復活し、世界は元通りに! めでたしめでたし。

 で終わらないのがこの作品。

 なんと、ここからもう一波乱あるのです。

 最終章である第4幕では、エイモス・ディゴリーが急に「私に兄弟はいないし、姪なんているはずもない」なんて言い出したり、ヴォルデモートとベラトリックス・レストレンジの間に子供がいたという驚きの事実もあったり、この作品の中で謎だったハリーのブランケットに惚れ薬をぶち撒けるシーンの伏線を回収したり、ドラコがやっぱりカッコよかったり、やっぱり最後はハリーが活躍したりと、最後までワクワクドキドキが盛りだくさんなので、是非ラストはみなさんの目で確かめてみてください!

 日本中・世界中のすべてのハリポタファンを唸らせる素晴らしい出来栄えになっていますよ!

 これは是非とも演劇も見に行きたいですね!!

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  • 発売日: 2016/11/11
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Harry Potter and the Cursed Child - Parts One & Two (Special Rehearsal Edition): Parts I & II: The Official Script Book of the Original West End Production

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  • 作者: J. K. Rowling,Jack Thorne,John Tiffany
  • 出版社/メーカー: Little, Brown
  • 発売日: 2016/07/31
  • メディア: ハードカバー
 

 

ハリーポッターと呪いの子に出てくる呪文一覧

  • ルーモス 光よ
  • アロホモラ 開け
  • エクスペリアームス 武器よ去れ
  • インカーセラス 縛れ 
  • タラントアレグラ 踊れ
  • リクタスセンプラ 笑い続けよ
  • フリペンド 撃て(←原作の小説には出ず、ハリーポッターのゲームに出てきた呪文)
  • デパルソ (←原作の小説には出ず、ハリーポッターのゲームに出てきた呪文。フリペンドと同じ効果)
  • ブラチアビンド(←本作初出。相手を縛り上げる)
  • モビリコーパス 体よ動け
  • オブスキュロ 目隠し
  • エクスペクト・パトローナム 守護霊よ来たれ
  • ボンバーダ 砕けよ
  • ストゥーピファイ 気絶せよ
  • クルーシオ 苦しめ

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