3年でエリート公務員辞めた結果…

月間30万PV以上!元国家公務員(総合職・旧1種)による備忘録。通称「さんエリ」

人は何歳まで努力しなければいけないのか

マッキンゼーで25年にわたって膨大な仕事をしてわかった いい努力

何歳まで頑張らなければならない??

 中学時代、熱心に勉強ばかりしている私を見て、一つ上の先輩がこう尋ねた。

 「なんでそんなに頑張るの?? もしかしたら明日にでも死んでしまうかもしれないのに」 

 その時の私は、先輩に対してうまく答えることができなかった。

 「そんな突拍子もない事を言わないでください」くらいにしか返すことができなかったと思う。

 問われてから数日間、それに対しての答えを考え続けていたが、詰まるところ、「明日死ぬ確率なんて非常に低くて、ましてや今後20歳、30歳、40歳まで生きる可能性を考えると、今勉強しておいたほうが後々有利になるからだ」と考えることになった。

 その時は特に根拠とするデータを持っていなかったが、少なくとも学歴を活かして就活をする20代前半までは、99.9%、私の人生が続いていると考えていたし、8割型、50歳くらいまでは確実に生きるのだろうなと思っていた。

 さて、ここでデータを見てみたい。

 厚生労働省は、人口動態に基いて、ある期間における死亡状況(年齢別死亡率)が今後変化しないと仮定したときの、各年齢の者が1年以内に死亡する確率や平均してあと何年生きられるかという期待値を算出している(平成27年簡易生命表の概況|厚生労働省)。この表を見るに当たっての注意事項はこちら(生命表について|厚生労働省)にある。

 多少年度のずれはあるが、厚生労働省が作成した簡易生命表によると、私がこの質問を問われた13歳当時、私の平均余命は68.07歳。81歳くらいまで生きることが、期待値として算出されている。

 実際、当時の私が思っていたとおり、私は20代後半まで結果的に生きているし、今後も当分死ぬことはなさそうである。やはり当時の私の考え方は、比較的間違っていなかったのだろう。

 

 ところで、今の私はどうなのだろうか。

 大学までの教育期間を終えて、一度社会に出た私。

 これから私は、何歳まで、自己研鑽やキャリアアップに励まなければならないのだろうか。

 現在の私の年齢で見てみると、私の余命は後50年以上残っていることがわかる。

 後50年か。

 感覚的には、私はそろそろ人生の中間地点に向かっているのだと考えていたのだが、統計的に見ると、まだまだ長い道のりが待ち構えているようだ。

 

 なお、現在、多くの職場で定年とされている65歳の時点でも、平均余命は約20年も残されていることになる。

 

 この厚生労働省のデータが、私の実感とかなりズレていてショックなのだが、「もう私の人生は残り少ないんだから、後は楽しく自堕落に暮らそう」なんてことは、今後数十年言うことができそうにない。

 長寿社会の日本は、そんなに甘くないのである。