人生で初めてバレンタインチョコレートを作ってみた
今年のバレンタインは、例年にも増して義理チョコに関する議論が世間を騒がせましたね。
ゴディバが義理チョコ廃止広告を出せば、ブラックサンダーが義理チョコであることを全面的にアピールした商品を出したりとか…。
「義務はやめよう」。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年2月13日
今年のバレンタインを前に、ゴディバが「日本は義理チョコをやめよう」という新聞広告を出し話題に。この広告にツイッターで反応した有楽製菓と、ゴディバジャパンの両社社長を取材しました。⇒ https://t.co/aOt1InoAbO (映像提供:日テレNEWS24) pic.twitter.com/EfecOYwYSu
個人的には、感謝の気持ちをこめて送る義理チョコはありだと思います。
義理チョコ文化があるからこそ、本命チョコを渡しやすいみたいなのもあるじゃないですか。
でも、本当に心のこもっていない義理チョコは無くしたほうがいいと思います。もらってもうれしくないし、あげる方も完全に負担になってしまうから。
まあ、その線引が難しくて、また、貰えなかったおじさん達が僻むから、義理チョコが世の中の女性の負担になってしまっているのでしょうね。
昔よく言われていたみたいに、ホワイトデーの3倍返し(しかもお菓子じゃなくてブランド品とか)がルールになっていれば、女性としても進んで渡すかもしれませんが、今の不景気な時代ではそれも望めないですしね。
でも、よくよく考えれば、女性が男性にチョコレートを渡すのって、世界的に見ても日本と韓国くらいなんですよね。
私の周りにも、留学などで海外で生活をしていた友人が多くいますが、そういう人はあまりバレンタインに男性にプレゼントするなんていう感覚はないですし。
なんてことを考えていたら思いついたのが今回の企画。
「発想を逆転して、手作りのバレンタインチョコを男性から女性に送ってみよう!」
日本人の多くの女性が経験したことがあるであろうチョコレート作りを、やったことがないっていうのは、人生損している感じもしますし。
だって、バレンタインシーズンのCM見てると、チョコレート作り楽しそうじゃないですか。
まあ、企画内容で「男性」とか「女性」とか言っていること自体がもう時代遅れな感もありますが、そこは多くの日本人の感覚と逆転していることを強調するためにあえて入れてあるだけですので御了承ください。
レシピ探し
まずは、どんなチョコレートを作るかってことからスタート。
うちにはオーブンがないので、焼く系はできないなぁと考えながら調べると、生チョコが一番手軽っぽいことが分かりました。
それにしても、今の時代はこういう時も便利。
Youtubeでチョコレートの作り方を紹介している動画が沢山あるので、いちいちレシピ本を読み漁る必要がありません。
今回は、見ていて一番美味しそうだったこちらの動画を参考に作ることにしました。
材料集め
どんなチョコレートを作るかを決めたところで、次は材料集めです。
チョコレート作りにおいては、この材料集めが一番面倒かもしれません。
だって、スーパーや製菓材のお店は開いてる時間が限られるますし、Amazonでは材料を集め切れないですし…。
お菓子作りに必要な無塩バターや生クリームはコンビニでもあまり売っていないんですよ…。
それに、材料だけじゃなくて、ラッピングの資材も集めなければいけないので、なかなか大変でした。
また、上の動画を見ていると生チョコレートは切り分けるのが一番大変そうだったので、切らなくていいようにタルトの形で仕上げることにしました。最近は、できあがったタルトの型が売っているので便利ですね。
いざチョコレート造り
材料がそろったところで、いざチョコレート作り!
きちんと分量をはかって材料を用意したあと、生クリームを熱して、チョコレートに混ぜると…
意外に簡単に溶けますね!!
↑微妙に溶け残った部分があったので、湯煎でしっかりと溶かす。
ここに、レンジで溶かしたバターを加えて混ぜたら、後はタルトの型に注ぐだけ!
いざ始めてしまうと、あっという間にできました!
一晩寝かせて粉糖や金粉でデコレーションしたのがこちら。
試食したら、少しバターが強かったので、調整して作り直し。
作り直したのは美味しくて3、4個味見してしまいました笑
仕上げのラッピング
できあがったら、綺麗にラッピング!
箱型よりも袋に入れたほうが柔軟にラッピングできたため、東急ハンズの製菓コーナーで購入した透明な袋に入れることにしました!
結構いい感じでは??
作ったチョコを女性にプレゼント!
男性が渡す時、これが一番難しい。
だって、バレンタインに会う約束をするなんて、相手の女性に対して、自分にチョコを渡すように強要しているみたいじゃないですか…。
自然に会う用事があるならそのついでに渡すのがいいかもしれませんが、そうではない場合は渡すシチュエーションを作るのが難しいですね。
感想(気づいたこと)
・チョコレートづくりは楽しい!
・材料集めが大変。レシピと同じ材料が手に入るとは限らない時は特に困る
・調理工程は、作る種類によって簡単なことも。でも、こだわったのを作ろうとするとかなり大変そう。ボンボンショコラとかトリュフとか以前もらったことあるけど、あれって結構手間がかかっていたのでは…。仕事で忙しかったりすると更に大変。以前手作りをプレゼントしてくれた方に改めて感謝。
・味の調節がすごく難しい。
・タルトにする場合、タルトにチョコレートを沢山入れればいいというものではない。多めに入れた方が見た目はいいけれど、食べた時はバランスが悪く感じる。
・費用が意外にかかる(今回、材料費だけで5000円くらいかかった)
・衛生面にすごく気を使う。大事な人に渡すからこそ、最新の注意を払うことになる
・手作りは、すごく緊張する。「市販の方が美味しい」とか言われないか心配になったり…
・作っている間、渡す相手のことを考えてしまう
・チョコレートを渡すシチュエーションを作るのが一番難しい
男性の皆様、来年のバレンタインはチョコレートを作ってみては?
と、こんな感じでこれまで20数年生きてきて初めてバレンタインにチョコレートを作ってみましたが、結構気づく点があってよかったかなと。
この記事を読んでくださっている男性陣も、単に女性からもらうことを受け身で待っているのではなく、自分でチョコレートを作って渡してみると、バレンタインの別の楽しみ方ができるのでオススメです。
男性が女性のことを完全に理解することは永遠に不可能だと思いますが、こういうことの積み重ねが、異性理解につながるのではないかと思います。
というわけで、近日中、私と会う人には男女問わずチョコレートプレゼントするので覚悟してください笑
それでは!