グッドパートナーや99.9に出てくるパラリーガル
竹野内豊と松雪泰子主演の「グッドパートナー」、嵐松本潤の爽やかさと香川照之の演技が光る「99.9 刑事専門弁護士」の視聴率が好調のようですが、このドラマの中で大事な役目を果たしているのが、片桐仁演じる明石達也や大倉孝二演じる九十九修といったパラリーガルです。
パラリーガルとは?
これまであまりテレビで聞くことのなかった「パラリーガル」という言葉、2016年の初めから合わせたように使われるようになりましたね。
パラリーガルとは、弁護士の監督の下で定型的・限定的な法律業務を遂行することによって弁護士の業務を補助する者のことを言います。「パラ」とは「副次的な」という意味を持つ接頭辞で、医療従事者のことを指す「パラメディカル」といった形でも使われます。
アメリカでは、パラリーガル自体が資格となっていますが、国内ではあくまで法律事務所で働く事務職員の名称に過ぎません。
だから、グッドパートナーの九十九さんは「司法試験に10回落ちた人」だったり、99.9の明石さんは「司法試験に20年間挑戦し続けているキャラ」だったりするわけです。つまり、司法試験を目指したものの合格しなかった人が、パラリーガルになっているという日本の現実を反映しているわけですね。
しかし、パラリーガルになるのは司法試験に失敗した人だけではありません。
グッドパートナーの中で岡本あずさ演じる茂木さとみとかは、特に司法試験を目指していたわけではないものの、パラリーガルとして働いています。
ドラマがパラリーガルのイメージを下げている?
実態として司法試験に失敗した人がパラリーガルになることが多いのかもしれませんが、グッドパートナーの中では九十九さんが嫌味な人だったり、99.9では定時に帰るなり、パラリーガルを「非常識な使えない人」として描く場面が多いように思いました(特に最初の方)。
また、司法試験直前でも残業続きで勉強する暇がなかったりと、「もう永久にパラリーガルやってろ」みたいなイメージが付きまとっています。松潤は、そもそも明石くんが受かるつもりがないことを分かっているからあのような態度を取っているのかもしれませんが、実際に受験前にはもう少し配慮してくれることでしょう。
しかし、弁護士も忙しい業界。パラリーガルとして従事した以上は仕事に拘束されて勉強時間もあまり取れなくなってしまうのも現実です。深津絵里主演のドラマ「カバチタレ!」の中で、行政書士の深津絵里が司法試験にあたり行政書士事務所を辞めたように、真剣に司法試験を目指すのであれば、仕事を一度辞めた方が確実なのかもしれません。