善悪の屑
いやー、久しぶりに胸糞悪いというか、虫唾が走るというか、そんな気持ち悪い漫画を読んでしまいました。
最近よく広告が出されているのかもしれませんが、ヤングキングコミックスから出されている「善悪の屑」です。
内容は、復讐もの。光市母子殺害事件とか、スーパーフリー事件とか、池田小事件とか、実際にあった事件をモチーフに、司法で裁かれない人達に対して、被害者からの依頼を受けて代理で復讐をする主人公達。
うーん、実際の事件をモチーフに、ここまで描いてしまうのはどうなのかね…。
漫画家の渡邊ダイスケさんの描画力が凄いこともあって、気持ち悪い描写もかなり多いですからね。
話の展開としては面白いし、先が気になるストーリーでもあるんだけど、読み続けるには度胸がいるかも。
罪と罰に似ている
こんなに気持ち悪い気分になったのは、高校時代に落合尚之さんの「罪と罰」を読んで以来です。
こちらも、展開やストーリーが面白くはあるんですけどやはりグロ描写が…。
善悪の屑は、今、第1部が終わって、第2部に突入。先は気になるけど、読むかどうかは出た時に考えよう。
でも、こんな人にはオススメ
あんまり堂々と、この漫画がオススメというつもりはないのですが、勧善懲悪ものが好きな方、ストレスがたまっている方、誰かに嫌がらせを受けている方、妄想の中で復讐したい方は、一度手に取ってみるといいと思います。
まあ、復讐が、復讐者の側にも痛みを伴うものだということがわかるという点では、読んでいいかもしれません。
ただし、こんな人は読んじゃダメ
漫画を現実だと捉えてしまう方、漫画に感化されて自分の行動に移してしまう方は、絶対に読んではいけません。