4DX・MX4Dとは?
最近、4DXやMX4Dという言葉を耳にすることが多くありませんか?
これらは、2009年に「アバター」で3D映画が封を切って以来の、次世代型映画システムです。
3D映画では、専用のメガネをかけることで、画面の中のアイテムが飛び出したり、奥行きある風景描写がされたりと、立体的な映像を楽しむことができました。
4DXやMX4Dでは、3D映画をさらに発展させ、映像に合わせて座席が動いたり、風が吹いたりするなど、映画の世界に没入する仕掛けが施されています。嵐のシーンでは頭上から水が降ってきたり、雷としてフラッシュがたかれたりもします。
イメージとしては、ディズニーランドのスターツアーズやUSJのバックトゥザフューチャーの映画版です(もうBTTFは営業終了してしまいましたが…)。
私も、導入直後に「ミュータントタートルズ」や「WILD SPEED SKY MISSION」を4DXで見ましたが、まさに2時間のアトラクションに乗っている気分でした!料金は、およそ3000円程度と普通の映画よりも高いですが、6000円払って10分のアトラクションに乗ることを繰り返すより、コスパもいいのではないかと思います。
なお、4DXとMX4Dとして、名称が2つに分かれていますが、前者は韓国のCJ4DPLEX社が開発し、後者はアメリカのMediaMation社が開発したもので、機能としては殆ど変わりません。人によっては、MX4Dの方をお勧めする方もいますが、広く普及しているのは、4DXです。
4DX・MX4Dを見るときに注意したい3ポイント
4DXやMX4Dを見るにあたって、注意したいポイントが3つあります。これを抑えておかないと、せっかくの2時間、せっかく出した3000円がもったいないことになってしまうかもしれません。
これから初めて体験する方だけでなく、既に「ベイマックス」や「スターウォーズ フォースの覚醒」で4DXやMX4Dを見たという方にも役立つと思います。ガールズアンドパンツァーの効果マシマシ版を見る方も要チェックです!
ポイント1 4DX2Dは避ける!
4DXの映画を見ようとすると、「4DX2D」という記載がなされているものがあります。これは要注意です。というのも、これは、「4DXのシステムを使って、2Dの映画を放送します」という意味だからです。
せっかくのシステムを使っても、3Dの映像じゃなければ、4DXの楽しみが半減してしまいます。
実を言うと、上で述べたWILD SPEED SKY MISSIONは4DX2Dで見たのですが、3Dではなくて残念な思いも強くありました。もちろん、楽しめはしましたが、「3Dだったらさらに面白かったのに!」と今でも思います。
初めて見る人は特に、4DXの魅力をすべて体感するためにも、4DX2Dではない、本来の4DXを見ることをお勧めします。MX4Dについても、同様に2Dのものは避けることがオススメです(MX4Dは、2Dであることが明示されていない場合があるので、追加料金の金額により見分ける必要があります)。
ポイント2 できるだけ中央付近の座席を!早めの予約が大事!
4DXやMX4Dは、それ専用のシアターが映画館に用意されているため、どこからでも見えるように一応は作られています。
しかし、かなり画面が大きいこと、また、3Dの映像であることから、可能な限り映画館の中央の座席で見ることをお勧めします。左右でも前後でもです。
万が一中央の座席がとれない場合には、前方よりは後方の席の方にしましょう。前方だとスモークなどの効果を強く受けることができますが、それを優先するよりは、映像全体をみることを優先すべきです。
4DX・MX4Dの映画はすぐにチケットが売り切れてしまうことが多いため、お目当ての映画がある場合は、1週間前や5日前など、映画館の予約システムで最速のタイミングで予約するようにしましょう。
ポイント3 抵抗がなければ吹替版を!
洋画の場合は、吹替版と字幕版がありますが、4DXの場合は、できるだけ吹替版を選択すべきです。
3D映画では、字幕も飛び出すような形で表示されるのですが、字幕以外のところにピントをあわせると、字幕部分にはピントがあわなくなってしまいます。普段字幕を見ているときのように、映像本体を見ながら字幕を見るといったことができなくなってしまうため、吹替版の方が圧倒的に楽です。
字幕版はまたいつかテレビやBlu-rayで見ることができますが、4DX・MX4Dとして見ることができるのは、映画館でのみです。吹替版に抵抗のある方も、こだわりを捨てて吹替版を見ることをオススメします。
もっと4DX・MX4Dの映画が増えてほしい
今後も、4DXシステム対応の映画が増えてほしいです。そのためには、多くの人が、4DXのファンになってほしい。
もちろん、このシステムにあわない映画もあると思います。最も合うのは、乗り物に乗るシーンの多い映画。 是非、4DX向けの作品を、ベストコンディションで見て、4DXファンになってください!
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」などの旧作もいつか4DX化してリバイバル上映されたらいいですね!
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