ディズニーリゾートで2歳児がワニに襲われ連れ去られた事件の続報
本記事は、下の記事の続きです。
フロリダのディズニーリゾートにあるDisney's Grand Floridian Resortに隣接したSeven Seas Lagoonのビーチでワニ(アリゲーター)に襲われた2歳の子供ですが、NBC NEWSによると、現地時間で6月15日(水)13時45分(日本時間で6月16日(木)2時45分)に死亡した状態で発見され、15日(水)15時30分(日本時間で16日(木)4時30分)に全ての遺体の部位が収集されたとのことです。
夢の国で起こった信じられない事件でしたが、非常に残念な結果となってしまいました。
親による狂言の可能性も考えていましたが、本当にワニが人口の湖に生息していたとは…。受け入れがたいですが、これが真実です。
また、先の記事ではネブラスカ州から観光に訪れた家族3人と記載していましたが、実際には4人家族で、襲われた当時、襲われた2歳児の近くには、4歳の姉がいたとのこと。姉の方は何事もなく無事に助かってよかったですが、弟が目の前でワニに襲われるなんて、絶対にトラウマになります。
現地当局は、生存の見込みは極めて低いとしながらも、2歳の子供のために全力を尽くして捜索活動を行いました。ヘリコプターや潜水隊、水中ソナーなどを用いて捜索し、これまで5体のアリゲーターを発見し、殺処分しました。解剖したものの、そこには2歳児が殺された痕跡はなかったとのこと。
アメリカの報道機関に、ディズニーリゾートの関係者から匿名で連絡があった情報によると、事件のあったSeven Seas Lagoonでは、これまでもワニが目撃されることがあり、一部の観光客がワニに餌をあげていることが知られていたといいます。
あくまで匿名での情報提供なので、真偽のほどはわかりませんが、ディズニーランド側のスタッフがこのような情報を把握していた上で起こってしまった現在の悲劇。世界最大のテーマパークリゾートは、今回の対応で、遺族への補償や今後の再発防止策に追われることになるでしょう。
今回のフロリダディズニーリゾートや、東京ディズニーシーのような、その土地その土地の特性を生かして、自然と連続性をもたせたテーマパークというのに、私も含めて多くの人々が魅力を感じていたと思います。
しかし、自然は時には猛威を振るうもの。人口の湖だから、人口の川だから、人口の山だから、人口の土地だから。そういった人々の油断に対して、自然が付け込み、幸せな日常が不幸な非日常へと一瞬にして変わってしまいます。
ディズニーリゾートには、今回のような事件が二度と起こらないよう対策をしつつ、それでいてこれまでの、自然と調和したリゾートの経営を続けて欲しいと心から願います。
ご冥福をお祈りします。
(情報ソース)
Body of 2-Year-Old Dragged Into Water by Alligator Near Disney Found: Sheriff - NBC News