Amazonの設立者ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)が設立したブルー・オリジン(BLUE ORIGIN)が4度目のニューシェパードロケット打ち上げへ
日本時間2016年6月19日(日)23:15(アメリカ東部時間10:15)、Amazonの設立者ジェフ・ベゾスが設立した民間宇宙航空会社ブルーオリジン(BLUE ORIGIN)が、テキサス州で、ニューシェパードロケットを打ち上げます。
ブルーオリジンは、2009年にNASAの商業乗員輸送開発 (CCDev) 計画の候補として選ばれて以来、これまで3回、ニューシェパードロケットの打ち上げを行ってきました。
ニューシェパードロケットは、弾道飛行用の有人宇宙船であり、垂直離着陸型で何回も繰り返し使える再使用型であることを特徴としています。その打ち上げの様子は、これまでNASAなどが開発してきたロケットとは少し異なります。発射場から垂直に2.5分間上昇した後、約5分間無重力状態で飛行します。その後、乗員が乗ったクルーカプセルは分離されパラシュートで降下、残りの機体は垂直に降下して着陸するというコンセプトなのです。実際に宇宙空間に滞在できるのは5分間と、少し物足りない感じもしますが、この発射方式こそ、低コストで宇宙を体験でき、民間宇宙旅行の実現につながると考えられています。
これまで3回のニューシェパードロケットの打ち上げでは、いずれもクルーカプセルの回収には成功しています。打ち上げに使った機体については、1回目の打ち上げでは回収に失敗したものの、2回目の打ち上げでは見事成功、3回目の打ち上げではその2回目で回収した機体を使用して打ち上げ、再度回収することに成功しました。
当日の発射と着陸の様子は、ブルーオリジンの公式サイト(https://www.blueorigin.com/)で見ることができます。多くの人にとって休日である日曜日にブルーオリジンがロケットを発射するのはこれが初めてなので、休日の最後に、ワクワクを楽しみましょう!
宇宙兄弟を読んで宇宙に憧れた人も、宇宙に行ける日が近いかもしれませんよ!!