第10回ちゃぶ台返し世界大会(2016年6月25日 岩手県矢巾町) は熊本県への募金チャリティー大会に
NaverやTwitter等SNSで拡散されて話題のちゃぶ台返し世界大会が、ついに今年2016年で10周年を迎えます。
ご存知ない方のために御説明すると、ちゃぶ台返しとは、一家の大黒柱である父親が不甲斐ない息子に対して、怒りの感情のままにその上に乗った食事もろともちゃぶ台をひっくり返す日本の伝統的なお家芸です。
ちゃぶ台返しといえば「巨人の星」の星一徹というイメージを持たれている方もいるのではないでしょうか。
こんな日本の伝統芸能を、最もうまくできるのは誰かを決めるべく行われているのがちゃぶ台返し世界大会です。
もともとは各家庭内で行われていたもので、互いに競い合うものではなかったため、競技とするために次のようなルールが設けられています。
① 司会者の「やめてー!」の掛け声でちゃぶ台を返す!
② 台の足を持つのはNG!天板をひっくり返す
③ たたみ三畳分のスペースから、ちゃぶ台が出たら失格
④ ちゃぶ台の上に置いた、おもちゃのサンマの飛距離を競う。つまり、ちゃぶ台を投げるのではなく、サンマの発射台として使う
⑤ サンマの飛距離に加えて、掛け声の内容等を含めたパフォーマンスも含めた総合考慮により順位を決める
実際には、世界大会と謳いつつも、岩手県矢巾町(盛岡市の南側)のショッピングモールで青空のもと行われる、非常にアットホームな大会なんですけどね。
それは、今回の大会のビラからも伝わってくると思います。
しかし、アットホームだからといって、ナメてはいけません。
この岩手県矢巾町でのちゃぶ台返し世界大会を発端として、全国でちゃぶ台返し大会ブームが起こり、フジテレビの報道番組「特ダネ」で小倉智昭さんや菊川怜さんが取り上げたりもしています。
「やめてー!」小倉がちゃぶ台返し世界大会に挑戦!! 結果は 菊川「私のおかげ」(WEBとくダネ!~とくダネです。)
MCとしてパンチ佐藤さんが出演されたり、盛岡三大麺の一つ冷麺を焼いた焼き冷麺を提供する居酒屋「遊食屋 FUJI」の店長として有名な藤原さんも大会に出られたりしています。
震災復興で受けた恩を、岩手県が熊本県に返す大会
今回の大会は、第10回の記念大会で、優勝者に数十万円の南部アカマツ製ちゃぶ台が贈呈されるのも特別なのですが、それ以外に特別なことがあります。
それは、熊本地震へのチャリティー大会であることです。
本大会では、観覧者などから募金を集め、熊本県に寄付するとのこと。
実は、2014年の大会で、震災復興のために熊本県庁から岩手県庁に派遣されていた職員による熊本県チームが準優勝したりしているんですよね。
そのつながりもあって、今回のチャリティー大会に至ったということです。
参加方法は?
参加登録は、当日の受付のみで、事前登録は一切受け付けていません。
6月25日の10時30分から受付を開始するということですが、近年参加希望者は増加の一途をたどっているので、早めに行った方がいいと思います。私が一昨年参加した時も、受付開始の時点で多くの人が集まっていましたから。
ちなみに、もし遠方から参加される場合、盛岡駅から矢幅駅までの電車は列車の間隔が長いことがあるので、車で行くか、盛岡駅でレンタカーをされた方がいいと思います。駐車場は、かなり広いのがショッピングモールにありますから。
岩手県と熊本県の復興に同時に貢献できるチャンス!岩手県矢巾町のちゃぶ台返しに是非参加して、日頃の思いの丈を叫び倒してきてください!!
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(後日追記)
今回のちゃぶ台返し世界大会に「音楽の力」の関係で嵐の二宮和也さんが事前取材をしていたという情報がありますね。後日オンエアされるかもしれないので、要チェックですね!