文具少女の「のの」のロクロックはデルガード!
久しぶりに、流行前に面白い漫画を掘り出してしまいました!
その名も、「文具少女ののの」。
ヤングガンガン(スクウェアエニックス)に連載されていて、今年2016年5月末には記念すべき第1巻の単行本が発売されています。
読む前は、一時期流行した魔法少女モノに乗っかった、二流の漫画なんじゃないかと思っていましたが、読んでみるとこれがすっごい面白い。
主人公もそうですが、作者である星屑七号さんが文房具愛に溢れた人物であることが伝わって来る作品です。
作中で主人公の「若射のの」は、容姿端麗で文武両道の完璧な少女。しかし、大の文房具好きでシャーペンと結婚することを夢見るちょっと変わった少女でもあります。父親が開発した特別な「ロクロック」という文房具を使って魔法少女ならぬ文具少女に変身し、BS(ブラックステーショナリー)という人の悪意に付け入る文房具の化身と戦っていきます。
そのロクロックの姿がこちら。
これは完全にデルガードですね。
作中のロクロックを作ってるのはシマウマ社ですし…。(デルガードのメーカーはゼブラ社です。念のため。)
パッケージもまんまデルガードですね笑。
デルガードは、マツコの知らない世界で文具ソムリエールの菅未里さんが紹介したことで一気に有名になった、芯の折れないシャープペンシルです。
ちなみに、デルガードには2種類あって、作中でロクロックのモデルとして使われているのは安くて(500円くらい)軽い方なのですが、個人的には高い(1000円くらい)モデルの方が好きです。重心がしっかりとしていて、文字が書きやすいので。
↓ちょっと高いモデルのデルガード
他のMS(マギ・ステーショナリー)も紹介
作品中で、主人公の「のの」が持つロクロックは、BS(ブラックステーショナリー)に対抗するために開発されたMS(マギ・ステーショナリー)の一つとして紹介されています。
主人公以外にも、マギ・ステーショナリーを使って、文具愛に溢れた少女たちが文具少女に変身して戦っていくキャラクターがいます。第1巻で出てくるのは、飛田サトミと若射りこりです。
飛田サトミ
飛田サトミは、まどマギでいう杏子的な立ち位置。ビジネス感覚で文具少女をやっていて、ちょっとワルぶってるけど、頼れる仲間です。そんな彼女の使う武器(マギ・ステーショナリー)は、「おもしろテープカッター」。もっとマシなネーミングなかったのかよっていうツッコミはなしでお願いします。
片手でテープを引き出して、片手で貼ることができて、片手でテープを切ることができる、優れもののテープです。デザイン自体は、ニチバンの「ナイスタック ハンドカッター」から取ってきているようですが、
作者の頭の中には「ハリマウス テープカッター」が頭にあったことでしょう。
その証拠に、飛田サトミは登場シーンでハリネズミのテープを使いながら主人公の「のの」に対して攻撃を仕掛けてきます。
若射りこり
若射りこりは、その苗字からわかる通り、主人公の妹(?)。詳細はまだよくわかっていません。
しかし、若射ののよりも文具少女としての経歴が長く、愛用の定規を使いこなしています。
主人公のロクロックを打ち破るに至った最強の武器がこちら。
このタイプの定規は今や世に溢れているので、以前菅美里さんが第1回目のマツコの知らない世界で紹介されていたクツワの商品を掲載してみました。
まとめ
なんか、この記事を書いているうちに、文具で文具少女に変身とか、自分でも何を書いているんだかわからなくなってきましたが、この世界観は本作を読めば納得するはず!
文房具好きなら絶対にハマる漫画だと思うので、是非読んでみてください!中の絵もすごく丁寧に描かれている素晴らしい作品なので、後悔はさせません!