24日午前9時59分時点 離脱派優勢が加速
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イギリスのEU離脱に関する国民投票は、いまだに離脱派の優勢が続いています。24日午前9時59分時点(日本時間)では、開票率7.9%。残留派が45.8%、離脱派が54.2%と、午前9時の時点(残留派が46.1%、離脱派が53.9%)より、さらに離脱派の優勢が続いています。
もしイギリスがEUを離脱することになれば、それは他人ごとではすみません。
イギリスがEUを離脱した場合、そのGDPは5%程度落ち込むことが見込まれています。また、これまでEUに加盟することで抑え込んでいたスコットランドやアイルランドの独立運動がさらに加速することになるでしょう。
また、日本企業も、トヨタや日産などの自動車産業を中心に、英語を使うことができ、企業誘致も盛んで、さらに、ヨーロッパ経済の中心であるロンドン・シティが存在するイギリスを拠点として、現地で生産してEUに販売するための工場を多く構えています。海外における自動車販売が国内の経済を支えている日本にとっても、イギリスのEU離脱は好ましくありません。アベノミクスの失敗材料の一つとなりうるでしょう。
各地域の投票状況(24日午前9時59分時点(日本時間))
各地域における投票状況は次のとおりです。
イングランド(England)残留派531,114票:離脱派777,790票
北アイルランド(Northern Ireland)残留派165,278票:離脱派131,342票
スコットランド(Scotland)残留派247,416票:離脱派156,251票
ウェールズ(Wales)残留派121,963票:離脱派148,744票
(情報ソース)
EU Referendum Results - BBC News
EU referendum results live: Early votes give huge boost to Brexit chances