投票所には一番乗りしよう!
多くの方は知らないかもしれませんが、選挙の日、投票所に一番乗りすると、空箱である事を確認する「零票確認(空箱確認)」をする事ができます。
これは、投票の前に事前に票を入れる事による票数の不正な操作を防ぐためです。いくら投票行為自体が公正に行われたとしても、事前に票が入っていたら最終結果は歪められてしまいますからね。投票所にいる選挙管理委員会の職員自体が買収されている可能性も踏まえて、第三者である国民が箱の中に何も入っていないかを確認するというわけです。なお、零票確認をすべき最初の投票者がグルだった場合には、対処のしようがありません。
2016年の夏には参議院や都知事選など、大きな選挙が複数待ち構えていますので、投票所に一番について、珍しい体験をされてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、最近、インターネットを通じてこの「零票確認」の制度が多くの人の間に広まっているので、知名度がどんどん上昇しています。特に人口の多い選挙区の場合には、零票確認を狙うライバルが多いので、早めに投票所に着く必要があります。
普通に投票に行くより、何かしらの楽しみを持って投票に行った方がいいですよね!
ただし、投票所に一番に着くことだけで頭がいっぱいになって、投票用紙を忘れるとそもそも零票確認をできなくなってしまうので注意してくださいね!!
2016年のイギリスのEU離脱国民投票や、2015年の大阪都構想住民投票がそうだったように、結局選挙の結果というのは、個人個人が投じた一票一票の積み重ねに他なりません。候補者が掲げる政策と真摯に向き合って、また、その真意を汲み取って、自らの意思で有意義な投票行為をしてください。