ドメーヌ・アラン・ジョフロワ キュヴェ ヴィエーユ・ヴィーヌ(DOMAINE Alain GEOFFROY CUVEE V.V.)【マリアージュ神の雫最終章第1巻1話】
あの伝説のワインマンガ「神の雫」の続編である「マリアージュ神の雫最終章」。「神の雫」本編では、世界的なワイン評論家である神咲豊多香の実の子である神咲雫と、神咲豊多香の養子として迎えられた天才ワイン評論家である遠峰一青とが、「十二使徒」と呼ばれるワインをめぐって熱い戦いを繰り広げましたが、結果は6対6の引き分け。また、「神の雫」と呼ばれるワインが一体何なのか、その正体が明かされることはなく連載を終えてしまいました。「神の雫」たるワインは読者たちが自分で見つけるべきものだというメッセージが感じられて、その終わり方も個人的に納得していたので、まさか続編で神の雫を明らかにするための話が始まるとは思いませんでした。
「バーテンダー」本編で「パリに置いてきたカクテル」として佐々倉溜がひた隠しにしてきたカクテルが、「バーテンダー a Paris」であっけなく「YUZUAN」として紹介されてしまった時以来の衝撃でした。
しかし、始まってしまった以上は読むしかありません。やはり正体を隠されるとどうしても気になってしまいますし、個性的なキャラクターが魅力的、さらに、ワインに詳しくなって一層ワインの世界を楽しむことができるマンガ、それが「神の雫」なのですから。
「マリアージュ神の雫最終章」では、12使徒をめぐる本編での戦いの後、1年間の修行をした神咲雫と遠峰一青が再び戦いを繰り広げます。「バーテンダー」や「逆転裁判」のように、続編で主人公が突然変更されるなんてことはありません。
本編ではワインの銘柄に関する知識が皆無だった神咲雫がバリバリに力をつけ、また、遠峰一青もさらなる高みへと到達しているので、よりハイレベルな戦いとなっています。
最終章の第1話では、修行を終えて帰ってきた神咲雫がとある家族経営の洋風居酒屋「ママミーヤ」に訪れる場面から始まります。
店長の間宮倉蔵にハウスワインの白を試飲させてもらった神咲雫は、いつもの通り「カラフェ(デキャンタ)借りていいですか?」。さらに、カラフェに移したワインを泡立てないようにぐるん!と回します。
間宮の娘でフロア従業員の香実さんが試飲するやいなや「え ウソ!? これウチのグラスワインのシャブリ!?」と素晴らしい反応を返してくれます。
そのワインがこちら。「ドメーヌ・アラン・ジョフロワ キュヴェV.V.」です。
もちろん、現実に存在するワインで、Amazonにも売っています。値段は、居酒屋がグラスワインとして出すには高いですが、2500円程度なので普通に手が届くレベルですね!
暑い夏には少し冷やし目の白ワインが一番! 冷たいシャブリで喉を潤してみてはいかがでしょうか。冷やしすぎてしまった場合は、デキャンタに移して、温度を少し上げて動きを与えることで、香りを開くこともお忘れなく!
なお、「神の雫」本編は神の雫公認アプリで無料で全巻読むことができるので、読んだことのない方は是非チェックして見てください!iPhoneの方はこちらから。