バルセロナのリオネル・メッシ(アルゼンチン代表)に対して21ヶ月の懲役判決
本日2016年7月6日、かねてより裁判が行われていたサッカーアルゼンチン代表、バルセロナフォワードのリオネル・メッシに対して、21ヶ月の懲役判決がくだった。
裁判は、リオネル・メッシとその父親(ホルヘ・オラシオ・メッシ)が2007年から2009年の間に約400万ユーロ(約5億円)の脱税をしていたことに対して行われていた。父親も同じく21ヶ月の懲役判決を受けている。
検察の主張によれば、メッシとその父親は、ウルグアイ・ベリーズ・スイス・イギリスに設けたペーパーカンパニーを用いて、その収入を隠匿していたとされる。2013年に現地当局が捜査を開始して以来、メッシは500万ユーロを「補正」として税務当局に収めていた。
先日コパアメリカ大会決勝戦で敗退した後に、報道陣に対してアルゼンチン代表からの引退を表明したメッシだが、その背景にはこの裁判の方向性に暗雲が漂っていたこともあるのかもしれない。
メッシは先週、法廷において「何も知らない。サッカーをプレイすることだけを考えていた」と主張している。
個人的には、あくまで父親が企てたものであり、メッシに対しては何の落ち度もないと信じていた。事実もそうであると願いたいが、裁判所はメッシの主張を支持しなかったようである。
アルゼンチン代表引退表明からの、約2年にわたる懲役判決。メッシファンにとっては非常に残念なニュースが続いている。
メッシに加えて、スペインの税務当局は、ネイマールやハビエル・マスチェラーノ、アドリアーノらに対しても財務に関する調査を行っていると言われる。このようなことが続かないことを願うばかりである。
(情報ソース)
Lionel Messi is jailed for 21 months on tax charges – along with his Dad | Metro News
Lionel Messi, father condemned to 21 months in prison on tax charges: Reports | Zee News