めちゃイケ山本圭一復活回にポケモンGOのパロディが登場
2016年7月30日のめちゃイケは、淫行により吉本興業をクビになり、その後一切テレビに出演していなかった極楽とんぼ加藤浩二さんの相方、山本圭一を10年ぶりにテレビに復活させるというチャレンジングな企画でした。
これまで何度も、そのような前振りをしつつ、結局は山本圭一は出演しないという演出を行ってきためちゃイケですが、今回は本当に山本圭一が出演します。本当はサプライズで放送する予定だったのに、事前に情報が漏洩してしまっていたということがおぎやはぎのラジオの中で放送作家によって語られていましたね。
番宣とかでやたらと、加藤浩二が山本圭一に対して強い言葉を浴びせかける場面が放送されていましたが、ワイワイとめちゃイケメンバーが受け入れるのではなく、相方の加藤浩次が罵るというのは、いい方法ですね。ワイワイ受け入れた場合の、視聴者の反応は最悪でしょうから。
しかし、実際に番組が始まってみると、最初の登場シーンはあまりよろしくなかったですね。山本圭一が仲間たちと楽しそうに草野球をやっているシーンを、めちゃイケメンバーが隠しカメラで見ているところから始まるのですが、これが最悪でした。 鈍足の山本圭一がホームスチールまでしたりと、実際にはありえないプレーばかりで、番組スタッフと打ち合わせを済ませてあることがバレバレでした。打ち合わせをした上で、あんな楽しそうな山本圭一をテレビに映すのかと。覚せい剤で逮捕されたタレントがテレビに復活するような芸能界なので、淫行で逮捕された山本圭一が十分な制裁を受けた後にテレビに復活するのは構わないと思うのですが、あの演出は視聴者の反感を買うものだったと思います。
また、山本圭一の紹介をするシーンでは、ポケモンGOのポケモンプロフィール画面を模したデザインが使われていたのですが、この演出もふざけ過ぎていて最悪です。
正直、今の凋落中のめちゃイケに、山本圭一が復活したところで、別に何の意味もないかと思います。加藤浩二さんは、山本圭一がいなくても一人で十分な存在感を放ち、笑いを取れますから、山本圭一が入ってきたところで加藤浩二がこれ以上生きるなんてこともありません。山本圭一が入ってきたところで、新メンバーのジャルジャルらが面白くなることもありません。むしろ彼らは萎縮してしまうのではないでしょうか。
短期的な話題としての衝撃は大きいですが、山本圭一復活は単なるバズ要因でしかありません。多くのバズがそうであるように、結局バズによって得られるものは何もないのです。むしろ、これまでもがいてきためちゃイケの雰囲気をぶち壊し、終止符を打たせる要因に山本圭一はなってしまうのではないでしょうか。
元相方ということで、加藤浩二さんには山本圭一に対する思い入れがあるのでしょうけれど、しかし、ここで救いの手を差し伸べたことが、スッキリなどで大活躍中の加藤浩二さんの活動に影を差さないことを祈るばかりです。