リカレント!

Life is either a daring adventure or nothing.

ついにこち亀連載終了かぁー。「とんがり帽子の取水塔から〜」の歌懐かしいなぁ

超こち亀 (ジャンプコミックス)

「こち亀」終わっちゃうの??

 長期連載のワンピースに相変わらず世間は釘付けだが、ジャンプの週間少年漫画雑誌第1位の座を支えてきた作品「こちら亀有公園前派出所」いわゆるこち亀の存在を忘れてはならない。

 下町気質の主人公両津勘吉(両さん)が、勤務する派出所で一緒の中川や麗子、大原部長や本田らとともに事件を解決したりしなかったりするドタバタコメディ漫画である。

 ときにはロボットみたいな超ハイテク機会が出てきたり、いかだでハワイまで行ったり、映画ではUFOが出てきたりもして、風刺も交えた展開にいつも心躍らされた。

 小さい頃は、中川のフェラーリや麗子のポルシェを見て、高級車に憧れた。日曜日の7時から放送されたこち亀のアニメの気だるげなオープニング「中川に浮かぶー、夕日を目掛けてー(後略)」を聞きながら、サザエさんシンドロームならぬこち亀シンドロームに陥っていた。

 特に好きだったのは、両さんたちが子供だった頃のエピソード。

 父親は「男はつらいよ」を出しに下町の良さを私に語っていたが、私の持つ下町のイメージは99%こち亀によって形作られたものである。

 こち亀ノベライズでは、京極夏彦とコラボして、両さんの少年時代のエピソードの中で京極堂の未来の姿が描かれ、関口が早死したという衝撃の事実も明かされたりしている。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 小説 (集英社文庫)

こちら葛飾区亀有公園前派出所 小説 (集英社文庫)

 

 それにしても、一切の休載なく、40年間漫画を描き続けたのは本当に偉大である。漫画家の苦労というのを直接知っているわけではないが、1週間ごとに新しく読者受けするネタを書くのは本当に大変なことだろう。ましてやそれを40年間なんて。

 連載終了の理由として、ネタ切れというのもあるかもしれないが、ジャンプの主な読者層が追いつけなくなったのかもしれない。

 しかし、私のように、メインストリームのジャンプ読者でなくとも、こち亀のファンは日本全国に多く存在している。

 完全にストップというわけではなくて、今後も不定期に掲載するというようなことを匂わせているので、是非また両さんの活躍する姿を見てみたい。

 こち亀の最終巻となる200巻(↓)は是非とも手に入れたいですね。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 200 特装版 40周年記念 (ジャンプコミックス)

  • 作者: 秋本治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/09/17
  • メディア: コミック