「君の名は。」糸守湖のモチーフとなった長野県諏訪湖がピンチ
長野県にある広大な美しい湖、諏訪湖。
作品の舞台は飛騨高山だが、新海誠の出身地が長野県であることもあり、作中の糸守湖のモチーフは諏訪湖だとされている。
そんな諏訪湖で、重要な観光資源であり名物のワカサギの8割が死滅するという事件が発生しているらしい。
原因は、「君の名は。」の聖地巡礼に訪れた観光客によるゴミのポイ捨てといった環境汚染
ではない。
昨年の冬から今年の夏にかけて雪や雨の量が少なく湖の水量が減少していたことに加え、今年の夏に吹いた強風により、湖の底に溜まった貧酸素水帯が水中でかき回され、湖全体が酸欠状態になってしまったことが原因である。
なお、作中の糸守湖におけるワカサギ釣りについては、映画本編の中では語られていないが、映画を補完するスピンオフ作品「君の名は。Another Side」の中で、「湖は、ワカサギ釣りなどできるのだろうか。」といった形で、ヒロインの父親俊樹の口から語られている。

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)
- 作者: 加納新太,田中将賀,朝日川日和,「君の名は。」製作委員会,新海誠
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2016/07/30
- メディア: 文庫
テレビのニュース番組でこの報道を見ながら、ついつい聖地巡礼による環境破壊に思考が結びついてしまった自分を反省したい…。