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駐車料金支払の際はサイドブレーキを引いて欲しい

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不慮の事故を防ぐために

 2016年11月12日、立川市の災害医療センターの敷地内で、83歳の女性が運転する車が暴走し、39歳の男性と35歳の女性を撥ねて殺してしまう痛ましい事件が起こりました。

 今朝放送されていた「スッキリ!!」の情報によれば、運転していた83歳の女性の車は、駐車料金の支払中にアクセルを踏んでしまい、ブレーキを踏んでいると勘違いを続けながらアクセルを踏み続けたため、駐車場のバーを折った上でその先にある歩道に乗り上げ、2名の男女を殺害してしまったようです。

 「スッキリ!!」の番組内では、高齢者による自動車事故の1つの事例として挙げられていました。確かに高齢というのも今回の事故に大きく寄与していて、相次ぐ高齢者ドライバーの事故への対策は十分に採られるべきだと思います。

 しかし、本件事故に関しては、駐車料金を支払う際に誤発進しないよう「安全措置」を取っていれば、高齢者ドライバーだろうが誰であろうが、事故を防ぐことができたのではないかと思います。

 その「安全措置」とは、駐車料金を支払う際にサイドブレーキを引くということです。

 私自身、駐車料金を払う際にフットブレーキから足が浮いてしまうと怖いなと感じるので、必ずサイドブレーキを引くようにしています。

 特に怖いのが、精算機まで距離があったり、硬貨投入口が高い位置にあったりして、身を乗り出さなければ料金の支払いができないときです。

 身を乗り出しながら狭い投入口に硬化を入れるのは、結構面倒な作業で、脚部への注意は散漫になってしまいます。

 年齢を重ねて、身長が縮み、身体の自由もきかなくなってくれば、精算機に対して身を乗り出さなければいけない機会は増えることでしょう。

 そんなとき、サイドブレーキを引くという一手間を惜しんでしまうから、今回のような事故が起こってしまうのです。

 支払前にサイドブレーキを引き、支払後にサイドブレーキを下ろして発進する、そんなのは時間にしてみれば1秒にも満たない簡単な操作です。

 厳密に言えば、サイドブレーキだけで誤発進を完全に防げる訳ではなくて、アクセル全開の車はサイドブレーキを引いていても前進してしまいますし、特に排気量が大きいAT車ではクリープ現象で誤発進しないようにフットブレーキも踏むかギアをニュートラルに入れることが必要です。しかし、万が一踏み間違えて誤発進してしまっても、サイドブレーキを引いていれば加速は緩やかになりますし、一瞬踏み間違えたくらいならば誤発進せずに済みます。

 

 多くの場合、駐車場の出口の先にまずあるのは、「歩道」です。

 もちろん、歩行者も駐車場から出てくる車に気をつけなければいけませんが、まさか料金支払中の車がゲートを折って発進してくるなんて予測できません

 無防備で無関係な歩行者が被害を受けないためにも、駐車場の出口で料金を支払う際には、手間を惜しまず必ずサイドブレーキを引くようにして欲しいと思います。