司法試験にはやっぱり伊藤塾
次の試験に向けて、以前受けていた伊藤塾の基礎マスターの授業を受けなおしているところなのですが、改めて思うのは、「やっぱり伊藤真先生の話術はすごいな」ということです。
法律を勉強した経験がない方にとってはご存知ないかもしれませんが、伊藤真先生というのは、伊藤塾の社長であり、一票の格差訴訟でも有名な弁護士の先生です。
民事訴訟法の大家でいらっしゃる伊藤眞先生とは別人ですし、くれぐれも某伊藤誠とは混同されないように御注意ください。
伊藤真先生の何がすごいかというと、何をおいてもその話術です。
難しい法律論についても、途切れることなく歯切れの良い言葉と耳触りの良い声でわかりやすく説明してくれるので、テキストだけを読んでいても十分に理解できなくて取っ付きづらい部分でも、伊藤先生の話術にかかればいつの間にか納得した気になっているのです。
もちろん、ただ聞いてわかったつもりになっていても実際の試験では役に立たないと思われるので、難しい論点については、伊藤先生がどのように説明されていたかを思い出しながら、自分で同じ説明をしてみたりするのですが、このときも伊藤先生の説明口調が滑らかなので、とてもやりやすいんですよね。
残念なのは、現在伊藤先生の授業が行われているのが、憲法・民法・刑法の3つに限られてしまっていること。
伊藤塾設立当初は、伊藤先生が全科目担当されていたらしいのですが、手続法も伊藤先生の授業を受けられていたのはとても羨ましいです。当時の映像とか残ってないのかなぁ。
まあ、ないものは仕方がないですし、最近になって、会社法では田中先生の、刑事訴訟法では川出先生の、読みやすくて分かりやすい素晴らしいテキストが発売されたところですし、このあたりで自分で勉強するしかないですね。川出先生は、学部時代に刑事訴訟法の授業を受けていたのですが、恐れながら、ここまで理論だった説明をされる先生は他にいないのではないかという程素晴らしい先生なので、当時のノートと、捜査・証拠について扱った判例講座のテキストとでバッチリ勉強しなければなと。
ということで、司法試験の勉強に行き詰まっている方や、モチベーションが上がらない方は、是非伊藤塾の伊藤先生の授業を受けてみてください。
伊藤塾に頼り切るのも禁物ですが、楽しく効率的に勉強する上で、とても役立つと思いますよ!