放送禁止 ワケあり人情食堂
新年あけましておめでとうございます!
心新たに、今年も1年頑張りたいと思います。
さてさて、以前このブログでも扱ったことのある「放送禁止」シリーズなのですが、2017年1月2日深夜に新作が放送されていたんですね!!
最後にテレビで放送されたのは、2008年のデスリミットだったので、およそ9年ぶりの復活となります。
以下、番組を見た感想を書いていきたいと思うのですが、ネタバレも含んでしまうので、まずはフジテレビオンデマンドで視聴されてからご覧になることをおすすめします。登録不要で無料で見ることができますので。
番組を見て(感想)
作品内容としては、相変わらず表のストーリーが一応完結しているだけでなく、裏のストーリーをきちんと読み取ることができて、放送禁止シリーズらしい面白さが残っていました。
久しぶりの新作に期待しすぎた方の中は、過去作品に比べて出来が微妙だと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、過去作品も当たり外れはありますからね。
呪われた大家族はブラックな面白さが秀逸で、デスリミットは表ストーリーから裏ストーリーへの逆転が素晴らしくて面白いですが、その他の作品は今回の作品と同程度のように思います。
作品の中に散りばめられた裏ストーリーのヒントは、こちらのブログにうまくまとめられているので改めて書くようなことはしませんが、個人的に面白かったのは次のシーンです。
舞台である答々食堂(暗殺食堂)の常連客、留学生のグエンさんに最初のインタビューをするシーンなのですが、その上のメニューをヨコ読みすると・・・
ひょうてきはぐえん おやのかたき
なんて書いてあるではありませんか!笑
こんな最初のシーンから、犯人モロバレみたいな笑
あとは、正月に放送されることを意識してか、営業最終日のシーンで「生姜焼き定食2つね! しょうが2(つー)」なんてセリフもありました。裏ストーリーと関係ないですけど。
今回の作品は、過去の作品と違って、くりぃむしちゅーの有田哲平さんが、ストーリーテラーを務められていていたのですが、個人的にはこれはない方がよかったように思います。
本当にドキュメンタリーだと勘違いした視聴者がクレームを入れるような事態を避けたかったのでしょうけれど、これだと世にも奇妙な物語のように、作り物であることが露骨過ぎて「放送禁止」の本来の面白さが半減してしまったように思いました。
作品がひととおり終わった後に、専門家の解説と、急に始まる振り返りを見ながら、裏ストーリーの答え合わせをするのが面白かったんですが、本作では注目すべきポイントを解説しすぎでしたからね。
この点については、時代が変わったことを感じてしまう部分ではあるのですが、放送禁止作品の独特の面白さはまだまだ通用すると思うので、ぜひ続編も作り続けてほしいです。
ではでは、またいずれ放送禁止となったビデオテープが発掘されることを祈って。