これこそが真実の愛か… 映画「マリアンヌ」
久しぶりにいい映画を見ました。
その名も「マリアンヌ」。
2017年2月10日に公開された作品で、主演はブラッド・ピットです。
舞台は第二次世界大戦中のヨーロッパ。
フランス領モロッコで出会った男女のスパイの愛を描いた作品ですが、これがとてもよかったです。
イギリス人スパイのマックス(ブラッド・ピット)が、同じくカサブランカに潜入していたフランス人スパイのマリアンヌと夫婦のフリをしながら任務を遂行していくうちに互いに情が芽生えます。
カサブランカでの任務を見事達成した2人は、イギリスに戻って結婚し、子どもも生まれて幸せな家庭を営むのですが、急な連絡を受けて軍の幹部から呼び出された彼に告げられるマリアンヌのスパイ疑惑。
本当のマリアンヌは既にフランスで死亡しており、カサブランカにはマリアンヌに似たドイツ人スパイが送り込まれ、現在もマックスから得た情報をドイツに流していると言うのです。
愛する妻がそんなことをしているはずがないと、上官の言葉を受け入れられないマックスですが、軍人としての責務からマリアンヌがドイツのスパイかどうか自らの手でも探ろうとします。
そうして迎える衝撃のラスト…。
エンドロールが流れている間、感動と物悲しさで胸がジーンとしていました。
「いい映画を見たなぁ」という気分に満たされながら帰途についたのは久しぶりです。
「マリアンヌ」がどのような結末を迎えるのか、それをここで書くような野暮な真似はしませんが、映画として素晴らしい結末だということは断言しておきます。
カサブランカでのスパイ活動中のアクションシーンも、2人のラブロマンスも、子どもが生まれてからの温かい家庭生活の描き方も、真実を探るミステリーのドキドキ感も、全てが素晴らしく、映画の魅力が存分に詰め込まれた作品だと思います。
私はあれこそが真実の愛だと思いましたが、その終わり方も含めて、映画の感想を語り合うことのできるような映画なので、是非大切な方とご覧になってください。