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MicrosoftがLinkedInを260億ドルで買収!日本への影響は?

LinkedIn

MicrosoftがLinkedInを買収へ

 マイクロソフトが、LinkedIn(リンクドイン)を買収しようとしている。その金額は約260億ドル。日本円に換算すると3兆円弱である。

 LinkedInは、ビジネスに特化したソーシャルネットワーキングサービス。日本ではまだ浸透しきっていないが、世界では43億人の利用者がいて、アメリカを始めとする海外ではLinkedInを通じた転職・求職活動も非常に活発になっている。

 日本国内でも、外資系の職員や、留学経験のある人の多くは登録していることだろう。

 マイクロソフトは、この買収によって、ビジネスに特化した巨大なネットワークをその手中に収めることになる。今回の買収にあたって、マイクロソフト側は、LinkedInのブランド、文化、その独立性は従前の通り保つと発言しているが、Skypeを買収したマイクロソフトがOffice365のパックにSkypeの有料プランを組み込んだように、Office365(WordやExcelなど)とLinkedInを結びつける動きもあるかもしれない。

 もしかしたら知らない方も多いかもしれないが、現在Microsoftの主力商品となっているスライド作成ソフトのパワーポイントも、実はマイクロソフトが自力で開発したのではなく、買収したものである。

 さて、この買収は、日本国内にどのような影響を及ぼすのであろうか。私は、ほとんど影響を及ぼさないと考えている。

 転職市場は日に日に拡大しているものの、全体からみれば転職文化がまだまだ浸透していない日本では、LinkedInはFacebook以上の意義を持たない。LinkedInに登録しても、知り合いのほとんどは登録していないというのが現状であり、そこで活発な投稿を行う人は少ない。

 マイクロソフトがSkypeを買収してOffice365に組み込んでも日本国内では圧倒的にLINEが優勢でSkypeが復権することはなかったように、今後Microsoftが既存のサービスとLinkedInを結びつけていかなるサービスを展開しようとも、日本国民にLinkedInは浸透していかないだろう。他人が投稿した写真を見たい人や近況を知りたい人は、Facebookを使い続ける。

 もちろん、LinkedInを利用することに、誰もが惹かれるようなインセンティブを与え、国内の利用者数がFacebookを凌駕するようになれば話は別だろうが、そんなインセンティブは考えつかない。

 以上のことは、Facebookに仕事に関する投稿をされることを嫌がる日本人の文化からも裏付けられる。

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