死幣はホラー作品ではない
以前このブログでも公開前に紹介した「死幣」。
公開前のプロモーション動画もあんまり怖くないなぁと思って、実際に始まった作品を見てもあんまり怖くなかったこの作品。
番組始まった頃は全然おもしろくなくて、怖くもないし面白くもなくて説教臭い作品だなと思っていたのですが、最近おもしろくなってきました!
呪いの貨幣「死幣」の原因が判明して、ミステリー作品の色が濃くなってからですかね。
相変わらず松井珠理奈の演技は今ひとつで、それに引きずられてか黒幕の財津教授(筧利夫)とか周辺の役者の演技も下手に見えるのですが、そこはあえて無視しましょう。
それにしても、このドラマを見てからというもの、1万円札に描かれた福沢諭吉が非常に不気味に見えるようになってしまいました。
しかし、その死幣から黒い涙が流れる演出以外に、特別なホラー要素がないんですよね。やたらと血が飛び散っていますがリアリティないし、幽霊みたいなのが画面に映ることもないし。だからこそ怖くなくて、怖いものが苦手な私でも見ることができるんですがね。
本当のホラー作品を求めている視聴者にとっては物足りない作品なのではないでしょうか。
逆に、ホラーが得意ではないけど、残暑に怖い話を聞きたいという人にはオススメできます。
これまで手を出していなかったホラー苦手層の方は、手を出してみるといいですよ!