ポケモンの出現場所を探せるサイトPokevisionが禁止に
2016年7月31日、先日のポケモン再配置事件に引き続き、ポケモンGOプレイヤーの間に衝撃が走りました。
以前からポケモンGOの運営がポケモンの居場所を表示する非公式アプリなどを閉鎖したいと言われていっていましたが、実際にPOKEVISIONやPokewhereを始めとする非公式アプリにおいて、ポケモンの居場所が表示されなくなってしまいました。(参考:Creator of 'Pokemon GO' on PokeVision, cheating in the game - Tech Insider)
POKEVISIONにアクセスすると、「currently unavailable(現在使用不可能)」の文字が…。
私も、今朝潮風公園でゴースを一匹捕まえた後にポケモンが一切地図上に表示されない事態となりもしや規制されたのではと思っていたところ、本当にそうなってしまったようです。今日の朝8時すぎまでは使えたのに…。
本日行われたアップデートにおいてポケモンとの距離を示す足跡機能が公式アプリから削除されたことにより、これまでGPS情報を操作しながら足跡情報を利用してポケモンの出現位置を表示していたPOKEVISIONなどが動かなくなったものと推測されます。
個人的な予測としては、他に何らかの手段で出現位置を表示するウェブサイトやアプリが開発されるものと思われます。別に全国区でなくても、自分の周辺だけをGPSが周回して半径10km以内に出現するポケモンがわかるアプリ(もちろん、ポケモンGOアプリ本体へのチートではない)を作れば、代替になりますしね。
ただ、代替サービスの開発には数日の時間がかかるでしょうし、折角の日曜日にポケモンGOをプレイしようと楽しみにしていた方には大きな痛手となると思われます。
確かに、POKEVISIONなどはポケモンGOの遊び方を覆しかねないチートアプリで、ポケモンGOプラスの売れ行きにも悪影響を及ぼしそうだったため、公式が禁止したい気持ちもわかります。
しかし、今回のPOKEVISION禁止はポケモンGOのプレイヤーを大きく減少させ、その運営に悪影響を及ぼすものと思われます。
ダメなのは、POKEVISIONを1週間にわたって放置してしまった上で削除しているということです。
これからPOKEVISIONを使わずにポケモン図鑑を完成させようと思っても、既にPOKEVISIONを使用して目当てもポケモンを集めきったプレイヤーには追いつくことができないからです。
また、POKEVISIONを使用したプレイヤーのアカウントを凍結するとしたら、ほぼすべてのプレイヤーが凍結対象になってしまいます。1週間の間で、それだけ多くのプレイヤーに普及したからです。そもそも、ゲーム内でのGPS情報操作と違って、POKEVISIONの使用についてNiantic社は把握しようがないのでアカウントの凍結しようがありませんからね。
ポケモン図鑑完成を遅らせ、ゲームの寿命を延ばすことが、今回のPOKEVISION禁止に関する運営の思惑でしょうが、完全に逆効果です。プレイヤーが減少しては、ゲームの寿命が縮まってしまいます。ゲームの寿命を延ばしたいならば、定期的に新しいポケモンを追加することで対応すべきでした。そして、非公式アプリを禁止したいのであれば、金銀の新しいポケモンを追加した時点で禁止すべきでした。そうすれば、追加ポケモンを集めるにあたってプレイヤー全員が同じスタート地点に立つことができるからです。