劇場版傷物語熱血編が公開開始!
まちにまった劇場版傷物語の第2作目が公開になります!
それぞれ1時間ずつの3部構成の映画ですが、第1作目の上映開始が2016年1月8日で、半年ほど空いてしまったので、第1作目の鉄血篇を見なおしてみました。
第1作目は上映開始日に見に行ったのですが、そのときの感想は「凝りすぎてるけど劇場版作品としてはふさわしいか」といったものでした。
化物語から始まる物語シリーズは原作も好きでしたし、アニメもシャフトによるちょっとおしゃれな演出も相俟って気軽に見られる素敵なアニメで好きだったのですが、劇場版は気軽に見られないんですよね。
なんせ、後悔予定日から数年遅れての上映ですから、凝りに凝った構成と演出がなされているわけです。
でも、あえてCGをパキパキに見せたり、水面の波の演出にこだわったり、予備校の校舎を過剰に豪奢に描いたり、幕間の文字を全てフランス語で書いたり、モールス信号も使っちゃったりすることで、多少物語シリーズの世界観を壊しかねない演出をしてしまっているんですよね。
そして、今回自宅の24インチの画面で見てみたところ、残念ながらその思いはより深まりました。
ここまでこだわって作り込めるのはすごいなぁとも思いつつ、もうちょっと気楽に見ることのできる優しい感じがあってもいいのになと。
・・・なんて、なんだかんだいいつつ、熱血篇も公開初日に見に行くんですけどね!
上にも書いたように、傷物語に関しては、家で見るよりは劇場で作品だけに集中しながら見たほうがその魅力を味わうことができる作品だと思いますから。
それから、今回、来場特典の混物語(原作者西尾維新によるクロスオーバー小説)第5作目は「くろねこベッド」ということで、世界シリーズの病院坂黒猫が主人公らしいですね。うーん、正直世界シリーズはあんまり好きじゃないので微妙・・・。正直、映画本編よりも混ぜ物語の方に期待していたところもあったのですが・・・。
鉄血篇の第1週のときに配られた「きょうこバランス」は、忘却探偵シリーズの掟上今日子と阿良々木暦の掛け合いが面白かったんですけどね。
さすがにこの重い映画を4週連続で見る気に離れなかったので、戯言シリーズ・最強シリーズの哀川潤が出てくる「じゅんビルド」とかは入手できていないんですが、いつかこれらはまとめて単行本が出ることを信じています。
本当はもっとポジティブなレビューを書こうと思って記事を書き始めたのですが、やっぱり「傷物語劇場版は微妙」という感想になってしまいました。
そういえば、物語シリーズ最新作「撫物語」のKindle版は傷物語熱血篇の公開日と同じく2016年8月19日から発売開始なので、傷物語を劇場で見て疲れた後はこれで癒やされてください。これまでウザいだけだった撫子に交換を持てる物語のようですよ笑