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傷物語劇場版第2作熱血篇はテンポが良くて見やすかった!【感想】

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傷物語熱血篇を見てきました!

 昨日の記事で書いたように、あまり期待していなかった傷物語の劇場版第2作ですが、公開初日に見てきました! TOHOシネマズ日本橋は、アニメ作品を特大のTCXで上映してくれる素晴らしい劇場ですね。

 で、感想はというと…。

 結構よかった!

 テンポが悪くて演出の過剰さが気になった第1作とは違って、第2作の熱血篇はテンポがかなりいいです。

 1時間の作品ですし、ドラマツルギー、エピソード、ギロチンカッターという3人の敵のうち、2人目のエピソードを倒したあたりで話が終わるのかと思いきや、きちんとギロチンカッターまで倒して終わります。

 第3作の冷血篇は、完全体キスショット戦だけですけど、尺足りるの…?

 ドラマツルギーやエピソード、ギロチンカッターとのバトルの場面はどれも描写が素晴らしかったと思います。

 ドラマツルギー戦で最初に阿良々木暦の腕が再生するシーンは見ものです(原作を読んでいたときのイメージとは違うけど、それがまたいい)。

 エピソード戦では本来砂場を活用するはずだったのが、そこはかなり大仰に描かれるように変更が加えられていますが、それもまあ劇場作品としての盛り上がりを支えるために仕方なかったのでしょう。本当は、原作の、校庭にある砂場を使った泥臭い描写が好きだったのですが、映像化するにはちょっと地味ですからね。

 おまけでついてきた混物語くろねこベッドは、相変わらず大ボリュームです。週替りの劇場特典にここまでのボリュームの小説をつけられるなんて、西尾維新さんの筆の速さは偉大です。

 相変わらず1時間ちょっとの作品ではありますが、結構見応えあります。

 おそらくこの作品も自宅の小さい画面でみるといまいち盛り上がりに欠けそうな気がするので、個人的には劇場で見ることをオススメします。

 キスショットの成長過程が絵で見られる機会も滅多にありませんから、原作ファンは是非ご覧になってください!

 第3作の公開は2017年1月ということで、またもや半年先ですが、それに対しても期待が持てる素晴らしい出来栄えだったと思います。