人生が楽しくないと嘆くのに子供を欲しがる大人
私は、ずっと前から疑問に思っていることがあります。
それは、自分の人生が楽しくないと毎日嘆いている人が、どうして子供を欲しがるのかということです。おそらく、あなたな周りにもそういう人はいるはずです。
仕事に不満があるのか、生活に問題があるのか、家庭に問題があるのか、その人にとって、人生は楽しくないものであるはずです。
楽しくない人生を、自分の子供にも歩ませたいのでしょうか。
楽しくない人生を歩む人間を、増やしたいのでしょうか。
それとも、子どもを通じて結局人生はつまらないものであることを再確認して、自らのつまらない人生を肯定したいのでしょうか。
もしかしたら、つまらない自分の人生を慰めるためのお慰みの道具として子どもを欲しがっているのかもしれません。
そういう人は結局、子供を産んだ後もこのように嘆くはずです。
「子育て辛い…。子供なんて産まなければよかった。こんなはずじゃなかった」と。
自分の責任で新たな生命を生み出す以上、そこには相応の覚悟を持つべきなのではないでしょうか。
ただ、自分の人生を楽しくするためのツールとして子供を産んでいる人が多いからこそ、世間にはネグレクトや虐待、車中置き去りによる死亡事故が多発しているのではないでしょうか。
子供は親を選べません。
どんな親だろうと、子供はその親にすがりついていくしかないのです。
世間には、児童相談所などの協力により親から引き離される子供がいます。
虐待を受けたり、虐待の可能性がある子供たちです。
そんな子供たちが、どんな思いで親と引き離されるか、想像したことはあるでしょうか。
引き離された子供たちは、その親がその年齢だった頃よりも幸せでしょうか。
別に私は、子供を産むなと言いたいわけではありません。
子供が欲しい人は、まず自分の人生を楽しむべきではないでしょうか。
そのために必要なことは、まず、自分の不幸を人のせいにしないことです。
パートナーに、上司に、社会に、世界に、嘆いているだけでは、楽しい人生は永遠に訪れません。
人生なんてもともとは味気ないもの。でも、アクションを起こして人生を楽しんでいる人がたくさんいるのも事実。
まずは自分の人生を楽しむために意識を変革することから始めてみてはいかがでしょうか。
人生を謳歌する親の背中を追う子供は、きっと幸せなはずです。