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カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン【ソムリエ(甲斐谷忍)第6巻63話】
前回は、複数のブドウが個性をバランス良く発揮したワイン「ラ・キュベ・ミティーク」を紹介しました。今回は、ソムリエ最終巻となる第6巻から、話のネタとして面白いワインを御紹介します。
今回紹介するのは、カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨン。「ソムリエ」第6巻第63話(泥棒に捧げる一杯)に出てきます。
ソムリエ佐竹城が務めるレストランが入っているホテルの一室で、ヤクザの金が盗まれるという事件が起こります。ホテルの全職員で探し回ったものの、ホテルマンの服装で紛れ込んでいた彼を捉えることは結局できませんでした。そんな時、少し怪しい雰囲気をまとった紳士がレストランに訪れます。従業員たちは、普通の対応。そんな中、唯一彼の正体に気づいた佐竹城が、ワインを注文した真摯に対して出したワインが、カッシェロ・デル・ディアブロ カベルネ・ソーヴィニヨンでした。
長い名前の由来を尋ねられた佐竹城は、ど忘れしたフリをします。あんだけ蘊蓄語りまくってる佐竹城が、名前の由来を忘れるなんてありえないですからね。
そのままお客さんは何事もなく家に帰るのですが、家に帰って、そのワインの意味を調べて見てびっくり! 「カッシェロ・デル・ディアブロ」とは日本語で「悪魔のセラー」の意味。酒泥棒を防ぐために命名されたのが由来です。
ディアブロのワインは、手軽に安く手に入りますし、飲みやすくて美味しいワインです。なかなか泥棒に会う機会もないとは思うのですが、技でも女性でも「盗まれたな」と思う相手と一緒に飲んでみてもいいかもしれません。
「ソムリエ」は週刊少年ジャンプ公式アプリで無料で全巻試し読みできるので、ストーリーの中身を詳しく知りたい方はどうぞ。iPhoneの方はこちらから。